4年ぶりにフルモデルチェンジされたアウディRS3シリーズは、アウディスポーツが長年のモータースポーツ参戦で培ってきたテクノロジーが惜しみなくフィードバックされている。さらに新型RS3にはアウディ初の技術、RSトルクスプリッターも搭載される意欲作である。(Motor Magazine 2022年2月号より)

サーキットで見せる高いレベルのパフォーマンス

アウディドライブセレクトには、従来のモードに加えリアアクスルに配分されるトルクをリア外輪に100%配分してドリフトを容易にする「RSトルクリア」と、スリックタイヤに対応しサーキット走行に適した「RSパフォーマンス」が追加された。

画像: 新型A3同様にギアセレクターがコンパクトになりその周辺がスッキリした。ハンドルの頂点部はマーキングされている。

新型A3同様にギアセレクターがコンパクトになりその周辺がスッキリした。ハンドルの頂点部はマーキングされている。

試乗車は、欧州仕様のRS3セダン。鮮やかなキャラミグリーンのボディ色が強烈な存在感を放っている。富士スピードウェイを走り、公道ではテストできない速度域でのパフォーマンスを確認することに留まったが、それでもストレスなく高回転まで回る直5ターボエンジンの加速フィールの気持ち良さがとくに印象的だった。

ライドフィールは、ダイレクト感がかなり強くなっている。これがRS3のダイナミックかつエモーショナルな部分を増幅させていると感じられた。この素晴らしいパフォーマンスが公道ではどのような表情を見せるのか、今から試乗するのが楽しみである。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:井上雅行)

アウディ RS3スポーツバック(セダン)主要装備

LEDヘッドライト
ヘッドライトウォッシャーシステム
デイタイムランニングライト
LEDリアコンビネーションライト
エクステリアミラー電動調整&格納機能 自動防眩機能 ヒーター
ルーフスポイラー(リアスポイラー)
ブラックスタイリングパッケージ
アルミホイール10スポークYデザインプラチナムグレー
RSスポーツサスペンション
プログレッシブステアリング
アウディドライブセレクト
フロントスポーツシート ダイナミナ/アーティフィシャルレザー
フロントシートヒーター
フロントランバーサポート4ウェイ3スポークレザー マルチファンクションステアリングホイール パドルシフト
アウディサウンドシステム
TVチューナー
3分割可倒式リアシート
ストレージパッケージ
マルチカラーアンビエントライティング
アダプティブクルーズコントロールアクティブレーンアシスト、パークアシスト、リアビューカメラ
アウディプレセンスフロント
アドバンストキー
MMIナビゲーション
スマーフォフォンインターフェースバーチャルコックピットプラスなど

アウディ RS3スポーツバック(セダン)主要諸元

●全長×全幅×全高:4390(4540)×1850×1435(1410)mm
●ホイールベース:1630mm
●エンジン:直5 DOHCターボ
●総排気量:2480cc
●最高出力:400ps/5600-7000rpm
●最大トルク:500Nm/2250-5600rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:4WD
●タイヤサイズ:前265/30R19、後245/35R19
●車両価格(税込):799(818)万円

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