話題沸騰の新型トヨタ ノア/ヴォクシーに、初試乗。プラットフォーム、パワートレーン、ドライビングサポートから機能装備に至るまで、あらゆる設えが新世代へとステップアップした4代目は、ただの「使えるミニバン」を超えた「デキるミニバン」へと成長していた。

まとめ ───「アソビ」は減った。けれど「遊び心」は豊かになった

今回はもっぱら、ドライバー目線でのインプレッションとなったが、ファミリーミニバンとしてはかつてないほど、頼もしさを増した走り味がとても魅力的に思えた。これまで「ミニバンだから」とあきらめていたあいまい感は薄れ、筋が一本通った乗り味は安心感に満ちている。

画像: ノア S-Z ハイブリッドは、スタイル重視派はもちろん走りや経済性を重視するユーザーでも満足できるはず。ハイブリッド向け4WDシステム(E-Four)の進化も、新型ノア/ヴォクシーを積極的に選ぶポイントになりうると思う(写真は2WD)。

ノア S-Z ハイブリッドは、スタイル重視派はもちろん走りや経済性を重視するユーザーでも満足できるはず。ハイブリッド向け4WDシステム(E-Four)の進化も、新型ノア/ヴォクシーを積極的に選ぶポイントになりうると思う(写真は2WD)。

あえてハイブリッドとガソリンどちらを選ぶか、と問われれば、主に市街地メインで走るという前提でハイブリッドを文句なくおススメする。とくに燃費向上につながる穏やかなアクセルワークを使いこなすことができるドライバーなら、力強さを増したEVレンジの経済性、実用性を楽しみながら使いこなすことができるだろう。

新たな機能が加わった各種ADASなど、試してみたい「新機軸」はまだまだある。コネクテッドナビに対応したディスプレイオーディオのエンターテインメント性も、気になる進化だ。走りの「アソビ」はずいぶん引き締められているけれど、ファミリーカーとしての「遊び心」はしっかりグレードアップしているハズだ。

新型ノア/ヴォクシーの「デキるミニバン」としての魅力は、どうやらまだまだ奥が深そうだ。(写真:伊藤嘉啓)

トヨタ 新型ヴォクシー ハイブリッド S-Z 2WD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm●ホイールベース:2850mm●車両重量:1670kg●エンジン:直4 DOHC+モーター●総排気量:1797cc●最高出力:72kW(98ps)/5200rpm●最大トルク:142Nm(14.5gm)/3600rpm●フロントモーター最高出力:70kW(95ps)●フロントモーター最大トルク:185Nm(18.9kgm)●トランスミッション:電気式無段変速機●駆動方式:横置きFF●燃料・タンク容量:レギュラー・52L●WLTCモード燃費:23.0km/L●タイヤサイズ:205/55R17●車両価格(税込):367万円

トヨタ 新型ヴォクシー ガソリン S-G 2WD 主要諸元

●全長×全幅×全高:4695×1730×1895mm●ホイールベース:2850mm●車両重量:1640kg●エンジン:直4 DOHC●総排気量:1986cc●最高出力:125kW(170ps)/6600rpm●最大トルク:202Nm(20.6gm)/4900rpm●トランスミッション:電気式無段変速機●駆動方式:横置きFF●燃料・タンク容量:レギュラー・52L●WLTCモード燃費:15.0km/L●タイヤサイズ:205/60R16●車両価格(税込):328万8000円

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