話題沸騰の新型トヨタ ノア/ヴォクシーに、初試乗。プラットフォーム、パワートレーン、ドライビングサポートから機能装備に至るまで、あらゆる設えが新世代へとステップアップした4代目は、ただの「使えるミニバン」を超えた「デキるミニバン」へと成長していた。
気になる新機能の「ありがたみ」を試してみる
デキるミニバンに不可欠なのはやはり、ライバルを凌ぐ便利さや実用性の高さ、といったファクターだろう。限られた試乗時間で「走り」以外にも、とても気になる部分を、いくつかチェックしてみた。
2列目ストレート超ロングスライド機構&3列目シート
ハンズフリーデュアルパワースライドドア&安心降車アシスト
フリーストップバックドア&パワーバックドア
フロントクロストラフィックアラート
各種アラートは、メーター内とともにセンターダッシュ部の8インチモニターでも表示されてわかりやすかった。これがヘッドアップディスプレイを装着していると、アニメーションによってさらにわかりやすく、瞬間的に認知できるようになるようだ。
警告ブザーは、危険度が高まるにつれてさらなる注意喚起が必要になると鳴り響く。四六時中うるさく警告されているとイライラ度が募りやすいが、このくらい適度な鳴り方なら大歓迎だろう。
ちなみに発進遅れの告知も、「ちょうどいいおせっかい」がありがたい。ソフトな警告ブザーと優しい女性の声で注意を喚起してくれる。この機能は感知面でも進化していて、従来の青信号だけでなく、赤信号に直進のみ青矢印の表示が出ても対応する。さらにウインカーを出していると、右左折の青矢印に反応してスタートを促してくれるというのだから、まさに至れり尽くせりなのだ。