2022年2月22日、FCAジャパンはコンパクトカーであるフィアット500の特別仕様車「フィアット 500 ジアリッシマ(FIAT 500 Giallissima)」を200台限定、233万円で発売した。

幸せを呼んでくれそうなボディカラー

丸っこくて愛らしいボディシルエット、ヘッドライトやフォグランプなど丸で構成されたパーツ類などオシャレなフロントマスク、そして軽自動車規格(全長3.4m/全幅1.48m)よりも少し大きいだけという全長3570×全幅1625mmの取り回しやすさなど、個性的な面が光るフィアット500。2008年2月に日本で発売されてから超ロングランが続いている。

このイタリアンコンパクトカーに200台限定の日本専用モデル「フィアット500 ジアリッシマ」が233万円で発売された。

ベースとなるグレードは1.2L直4 SOHCエンジン(69ps/102Nm)を搭載した「1.2カルト」で、レザー調ステアリングホイールやパドルスイッチなどを標準装備する。Apple CarPlayやAndroid Autoに対応したオーディオシステム、坂道発進をサポートするヒルホールドシステム、アイドリングストップ機構も搭載される。

画像: フィアット 500 ジアリッシマは、1.2L直4エンジンと5速AMTを組み合わせた1.2カルトをベースとする。

フィアット 500 ジアリッシマは、1.2L直4エンジンと5速AMTを組み合わせた1.2カルトをベースとする。

今回の限定車の名称にある「ジアリッシマ」とは、イタリア語で黄色を表す「Giallo」と、最上級を意味する接尾辞「-issimo(a)」で構成された造語だという。言うなれば「気分を明るくしてくれる、色かぶりするほどの黄色」といったところだろうか。

明るい黄色・・・その名も「ハッピーイエロー」の外装色や、内装にも同色を取り入れることで、乗る人だけでなく歩行者や行き交うクルマに乗る人すべての気分を盛り上げてくれるかのようだ。しかも、ただ黄色いだけではなく、ブラックのドアミラーカバーを配色することで強いコントラストを取り入れて、引き締められている。

インテリアには、ボディ同色のイエローのインストルメントパネルを特別装備。シート表皮に濃いめのブルーを合わせることで、イタリアンビビッドな色使いを表現しているという。明るいカラーコーディネートによって、買い物や通勤などの日常ドライブですら楽しくしてくれるのではないだろうか。

フィアット 500 ジアリッシマ 主要諸元

●全長×全幅×全高:3570×1625×1515mm
●ホイールベース:2300mm
●車両重量:990kg
●エンジン:直4 SOHC
●総排気量:1240cc
●最高出力:51kW(69ps)/5500rpm
●最大トルク:102Nm/3000rpm
●トランスミッション:5速AMT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・35L
●WLTCモード燃費:18.0km/L
●タイヤサイズ:175/65R14
●車両価格(税込):233万円

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