改良=熟成が進むことで、魅力が増していく
ボルボが多額を投資して完成させたモジュラープラットホーム「SPA(スケーラブル プロダクト アーキテクチャ)」を最初に使ったのが2世代目XC90である。2016年のことだ。その後、ほかの90シリーズ、シリーズも続いてデビューしているが、登場から6年が経過しているこのXC90は、一層磨きが掛けられている。
輸入車の「熟成モデルは買い!」とよく言われるが、それは常に改良などが積み重ねられているからである。つまり熟した果実のように、熟成が進んだ輸入車は、とても「美味しい」と言うわけだ。
今回試乗したそんな美味しいモデルは、XC90 B6 AWD インスクリプションである。価格は1024万円。そういえば、ボルボ車として初めて1000万円という価格を超えたのもこのXC90である。ボディカラーはパイングレーメタリック、シートはパーフォレーテッドファインナッパレザー、シート&インテリアカラーはマルーンブラウンとなる。
優れたトータルバランスが魅力の3列シートSUV
装着オプションは、電気制御式リアエアサスペンション/ドライビングモード選択式FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシ、ラグジュアリーパッケージ(チルトアップ機構付電動パノラマガラスサンルーフ/Bowers&Willkinsプレミアムサウンドオーディオシステム[1400W 19スピーカー]サブウーファー付/ボルボドライブレコーダーフロント&リアセット[工賃含])となり車両と合わせた合計価格は1088万9650円となる。
ディメンジョンや出力などのスペックは、従来と変わらないが、このモデルは、しっかり大人が座ることができるスペースを持った3列シートSUVという個性が際だっており、それゆえ指名買いも多い。やはり他には見当たらないこのサイズ感に加え、ことさらハイパフォーマンスを強調するわけでもなく、北欧の香りが強く漂うモデルというのは魅力なのだ。
ドイツでも日本でもないというのも個性のひとつだろう。とくにインスクリプションはマッサージ機能などロングドライブを快適にこなせる装備も備え、ADAS系は先進機能がしっかり装備されている。トータルバランスに優れているのも人気の理由なのである。