2022年5月14日(土)、JR大阪駅前のグランフロント大阪 うめきた広場で「EV&SDGsフェア2022 in OSAKA」が開催される。このイベント会場に登場する車両を解説するコーナー、今回はベントレーの「ベンテイガ ハイブリッド」を紹介しよう。

ベントレー初のPHEVに相応しい完成度

ラグジュアリーSUVの世界にいち早く名乗りを上げたベントレーは、電動化においても先駆者となった。ベントレーは2020年秋に発表した事業戦略「ビヨンド100」の中で、2026年までに全ラインナップをPHEVとBEVに移行し、2030年までに全ラインナップをBEVに移行すること、2021年に新たなPHEVを2モデル発表予定であることを明らかにしていた。

その第1弾として、2020年に現行型になったベンテイガのPHEVがラインナップに加わった。ラグジュアリーSUV界をもっとも象徴する1台であるベンテイガを電動化した、世界で唯一のハイエンド電動化ラグジュアリーSUVとなる。

最高出力250kW(340ps)/最大トルク450Nmの3L V6エンジンと、94kW(128ps)/350Nmを発生するモーターを組み合わせ、システム合計で最高出力は330kW(449ps)、同最大トルクは700Nmを発生。17.3kWhのバッテリーを搭載し、一充電でモーターのみで最大約50kmの走行が可能。さらにエンジンと組み合わせると燃料満タンで約858kmもの距離を走ることができる。しかも、車両重量は2690kgながらも、0→100km/h加速タイムは5.5秒となかなかの俊足ぶりを誇る。

画像: 楕円形のテールランプが特徴的だ。エンジンとモーターにより863kmとV8モデルよりも100km長い航続距離を実現する。

楕円形のテールランプが特徴的だ。エンジンとモーターにより863kmとV8モデルよりも100km長い航続距離を実現する。

メーターパネルやインフォテインメントのいくつかの表示がPHEV専用となっているほか、夜間走行時の歩行者や大型動物などとの衝突を避けるためにナイトビジョンが搭載されており、ラグジュアリー感満点のキャビンは、クラフトマンシップとテクノロジーが融合したものとなっている。

ドライブフィールも極めてなめらかな印象で、上質であることこの上ない。いわばベントレーの象徴であるW12エンジンが持つ内燃エンジンの究極的なスムーズネスをモーターによる電動化で再現したような印象を受ける。むろんその世界観を、燃料を消費することなくゼロエミッションで実現しているところに、このクルマならではの価値があると言えるだろう。

ベントレー ベンテイガ ハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:5125×1995×1740mm
●ホイールベース:2995mm
●車両重量:2690kg
●エンジン:V6 DOHCターボ+モーター
●総排気量:2994cc
●システム最高出力:330kW(449ps)
●システム最大トルク:700Nm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・75L
●WLTPモード燃費:29.4km/L
●タイヤサイズ:285/45R21
●車両価格(税込):2280万円

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