eKクロス シリーズに新たに設定されたEVモデル
2019年3月に発売された三菱のクロスオーバータイプ 軽自動車「eKクロス」シリーズに新たに設定されたのが、バッテリー電気自動車の「eKクロスEV」だ。
![画像: 基本的なスタイリングは、エンジン車のeKクロスと変わらない。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/05/17/b4922215910c171b9b1539eff3d14b60d4506da4_xlarge.jpg)
基本的なスタイリングは、エンジン車のeKクロスと変わらない。
パワートレーンは、新開発された総電力量20kWhのリチウムイオンバッテリーに、最高出力47kW/最大トルク195Nmを発生する電気モーターを組み合わせたもので、前輪を駆動する。一満充電での走行距離は180km(WLTCモード)と日常使いに十分な数値を実現している。軽自動車やコンパクトカーユーザーの約8割は1日あたりの走行距離が50km以下(三菱調べ)なので、大半のユーザーは2日間以上充電せずに走行できる想定だ。
充電ポートは普通充電(AC200V/145A)と急速充電(CHAdeMO)の2つを備え、普通充電は約8時間で満充電、急速充電は約40分で80%の充電が完了する。駆動用バッテリーにはエアコン冷媒を用いた冷却システムを採用し、高速走行と急速充電を繰り返しても高い充電量を維持することができる。
![画像: 一充電の走行距離は180km(WLTCモード)と日常使いに十分な数値を実現している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2022/05/17/3a9fd9dd1400d19748342d2515baf40700b4cdf1_xlarge.jpg)
一充電の走行距離は180km(WLTCモード)と日常使いに十分な数値を実現している。
モーターはガソリンターボの約2倍となる最大トルクを発生、モーターの制振性能も向上させてEVの魅力である滑らかで力強い走りを実現している。街中ではキビキビと思い通りに走り、高速道路では余裕を持ってスムーズに合流できる。
ドライブモードは「ノーマル」「エコ」「スポーツ」を設定し、運転状況に応じて任意に選択できる。また、アクセルペダルの操作で減速をコントロールできるイノベーティブペダル(いわゆるワンペダル)オペレーションモードも採用し、踏み換えなくても適切な制動力が得られる。