ルノー・日産・三菱のアライアンスよって開発されたCMF-Bプラットフォームを採用するがハイブリッドシステムは、ルノーが独自に開発し、全域にわたる高効率を実現している。さらにルノーがF1で長年にわたり培ってきたノウハウも投入されているのが、アルカナである。

ルノーらしい走りは顕在。燃費もいい魅力的なHEV

特徴的なのは、スタイルだけではない。ストロングハイブリッドシステムが味わわせてくれる独特の走りも魅力的だ。モーターを上手く使っているため、ゼロからの走り出しは、実に滑らかかつスムーズである。変速もシームレス、至極スムーズである。あらゆる場面で俊敏さがあり、軽快さも感じられ、ワインディング路を走ってもドライバビリティの素晴らしさがある。

このあたりは他のルノー車に通ずる運転する歓びが感じられるモデルと言えるだろう。さらに高速道路では、全域にわたりストレスない走りが味わえたことも併せて報告しておく。これでいて燃費22.8km/L(WLTC値)は満足できるレベルだと言える。

画像: 1.6L自然吸気エンジンに加え、駆動用モーター/ハイボルテージスターター&ジェネレーターを搭載する。

1.6L自然吸気エンジンに加え、駆動用モーター/ハイボルテージスターター&ジェネレーターを搭載する。

ドライブモードは、アクセルペダルの踏み込み量に対するレスポンスや電動パワーステアリングのアシスト力、エアコン制御、インパネ表示、アンビエントライトなど個別設定できるデフォルトの「My Sense」の他に、刺激的な走りを見せる「Sport」、経済性を重視した「Eco」が用意される。

最後にADASにも触れたい。ハイウェイ&トラフィックジャムアシスト、ACC、レーンセンタリングシスト、360度カメラ、オートハイ/ロービーム、アクティブエマージェンシーブレーキ、ブラインドスポットワーニング、リアクロストラフィックアラートなど、ここには記載できないほど数多くの機能が採用され、最新モデルらしく充実している。(写真:井上雅行)

ルノー アルカナ R.S.ライン Eテック ハイブリッド 主要諸元

●全長×全幅×全高:4570×1820×1580mm
●ホイールベース:2720mm
●車両重量:1470kg
●エンジン:直4DOHC+モーター
●総排気量:1597cc
●最高出力:69kW(94ps)/5600rpm
●最大トルク:148Nm/3600rpm
●モーター最高出力:36kW(49ps)/1677-6000rpm
●モーター最大トルク:205Nm/200-1677rpm
●トランスミッション:ドッグクラッチ マルチモードAT
●駆動方式:FF
●燃料・タンク容量:プレミアム・50L
●WLTCモード燃費:22.8km/L
●タイヤサイズ:215/55R18
●車両価格(税込):429万円

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