タントカスタムはフロントフェイスを大幅に変更
タントは、ダイハツの軽スーパーハイトワゴンだ。初代は2003年に発表された。その後も、モデルを重ねるごとに軽自動車初となるピラーインドア「ミラクルオープンドア」や、両側パワースライドドアを採用するなどし、幅広いユーザーから好評を集めているダイハツの基幹車種だ。2019年に発表された4代目となる現行型は、ダイハツの新世代クルマづくり「DNGA(ダイハツ ニュー グローバル アーキテクチャー)」の第1弾として、良品廉価な商品として発売された。
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タントカスタムは、フロントフェイスが大幅に変更された。
今回のマイナーチェンジでは、タントカスタムのフロントフェイスを大幅に変更し、押し出し感を強めた大人の上質・洗練さを表現した。合わせて、拡大するアクティブ系スーパーハイトワゴン市場に、日常を越えて、楽しい時間を過ごせるアクティブなクルマとして、新モデルの「タント ファンクロス」を追加する。
すでにスズキではスーパーハイトワゴンのスペーシアに「スペーシア ギア」を2018年末に追加設定し、クロスオーバー風のスーパーハイトワゴンとして人気を博している。今回のタント ファンクロスが、スペーシア ギアのガチなライバルになることは間違いない。
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エアコン吹き出し口などにカラーアクセントを入れた、タント ファンクロスのインパネまわり。
詳細に関しては未発表だが、公開された写真を見るかぎり、まずエクステリアではヘッドランプやフロントグリルは専用デザイン。前後のバンパーもちょっとワイルドな専用デザインとされ、下部はスキッドガード風に仕上げられている。幅広のサイドモールやルーフレールも装着され、なかなかクロスオーバー テイストたっぷりの雰囲気だ。
インテリアも、エアコン吹き出し口などにカラーアクセントを入れたり、シートの柄もタフトのようなポップなデザインとするなど、なかなか遊び心にあふれている。パワートレーンについては公表されていないが、タント同様にターボエンジン搭載車や4WDも設定されるようだ。
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ポップなデザインのシートを採用した、タント ファンクロスのインテリア。
タント、タント ファンクロスとも発売は2022年秋というから、それほど先の話ではない。既に受注を開始しているが、気になる人はまずはWebサイトを覗いてみるといいだろう。