効率を追求しながらも、遊び心が盛り込まれた内外装
エクステリアデザインは、美しい傾斜に象られる。ルーフラインは先代比で2インチ(約5cm)下げられ、リアは2.5cm拡大されている。もちろんエアロダイナミックも計算され、グリル形状の最適化などによりCd値0.27という数字をたたき出している。
ボディカラーは、「ウインドチルパール」「カッティングエッジ」「ガーディアングレイ」「ミッドナイトブラック メタリック」、「スーパソニックレッド」もしくは「リザボイアブルー」の6色が北米市場向けに用意されている。
インテリアは、「マルチインフォメーションディスプレイ」がポイントだ。これは、ドライバーの体と視線の動きを最小限に留めるよう配置され、ディスプレイのサイズは8インチと12.3インチを選択できる。
使いやすさの改善ということでは、シートまわりのボタンやスイッチ類が大きくそして操作しやすい軽さとされている。何気ない工夫だが、長年付き合うオーナーにとっては嬉しい配慮ではないだろうか。エンターテインメントについてもこだわり、8スピーカーを備えたJBL@プレミアムオーディオシステムを採用している。
そして、遊び心満点の味付けがエクステリアとインテリアに施されている。「プリウス」やそれに関連する文字が、どこかに内証で配されているのだ。クルマ本来の機能とはなんのゆかりもないが、探してみるも一興ということだろう。
第3世代のトヨタ・セーフティ・センスがもたらす安心と快適
搭載されるトヨタ・セーフティ・センスは、最新の第3世代へと進化している。
歩行者検出機能付きプリコリジョンシステムは交差点での検出機能を向上、自転車に乗っている人も感知することが可能になった。ステアリングアシスト付きの車速逸脱警報は、ガードレールなど特定の3Dオブジェクトの検出機能をプラスし、車線認識力を高めている。
全車速域に対応したACCは、複数の先行車や隣接する車線の車両を検出することができる。とくに車線変更時には、スムーズで自然な運転速度を調整してくれるという。
ちなみに北米市場向けのプリウスは、3グレードを用意。それぞれにFFとAWDがチョイスできる。現地での販売価格は2万7450ドルから3万5865ドルと発表されている。