2023年2月27日、BMWジャパンはBMW M社の手になるハイパフォーマンス コンパクトスポーツ「M2クーペ」の新型モデルを発表。同日より注文の受付が開始され、納車は4月よりの予定となる。

Mハイパフォーマンスを意識したたくましいフォルム

2022年10月に欧州でワールドプレミアが行われた、二世代目となるBMW新型「M2クーペ」の日本での発売が開始された。いわずもがなだが、「M2クーペ」はBMW M社が開発した高性能コンパクトスポーツで、ふたつのカテゴリーがあるMモデルの中で、本格的なサーキット走行が可能なMハイパフォーマンスモデルだ。もうひとつは、本格的なサーキット走行のノウハウが詰め込まれたMパフォーマンスモデルとなる。

画像: ベースの2シリーズクーペのフォルムに比べマッシブを強調。

ベースの2シリーズクーペのフォルムに比べマッシブを強調。

そのフロントデザインは、BMW 2シリーズクーペをベースに、大きく左右に張り出した四角型基調のエアインテークや、ヘッドライトまわりりのデザイン、横バーを採用した直線的なデザインのフレームレスのキドニーグリル、横方向にワイドにしたフロントホイールハウス等により、より存在感あふれるものとなっている。

リアデザインは、LED技術を取り入れスモーク処理されたコンパクトなテールライト、後部をキックアップさせた厚みのあるトランク形状、Mハイパフォーマンスモデル伝統の存在感のある4本出しエキゾーストパイプ、空力特性の改善に寄与する立体的なリアディフューザー等が走りへの期待感を高めてくれる。

サイドデザインは、BMW 2シリーズクーペの伸びやかさと居住性をそのままに、フロントおよびリアのバンパーデザインを大型化しボディ同色とされている。低くされた全高も大径ホイール(前275/35R19、後285/30R20)と相まって、レーシーなムードを漂わせている。

インテリアは、上級モデルとなるM3/M4と共通のコンポーネントを多く採用。iドライブコントローラーはじめ、タッチ操作が可能な視認性に優れたカーブドディスプレイ、全席乗員の身体をしっかりと支えるMスポーツシート、フロントシートに内蔵されたイルミネーション付きのM2ロゴ、コンパクトながら大人2名乗車が可能な後席が特徴だ。

オプションとしては、サーキット走行に適した、M3/M4同様のMカーボンバケットシーが用意される。多点式シートベルトにも対応し、横方向のGを強力にサポートするMカーボンバケットシートは、前席2脚で約10kgの軽量化を実現してくれるそうだ。

M3/M4搭載の3L直列6気筒ターボを搭載

パワーソースはM3/M4にも搭載される、高効率な3L 直列6気筒ターボを搭載。圧力損失を最小限にするとともに、流体抵抗も極めて低く抑えることでレスポンスを最適化、高効率を実現する吸気ダクトとともに重量を最適化した鍛造ピストンの採用によって、高回転まで最大限かつ安定したパワー供給を実現する。

画像: 搭載の3L直列3気筒ターボ。高効率化で最高出力460ps、最大トルク550Nmを発揮。

搭載の3L直列3気筒ターボ。高効率化で最高出力460ps、最大トルク550Nmを発揮。

ターボチャージャーも、最適化されたブースト圧で迅速かつダイナミックなレスポンスを発揮、低回転時でも高いトルクを実現する。その多くが、サーキットで培われた多くの技術であることは、言うまでもない。最高出力は460psで最大トルクは550Nm を発生する。

トランスミッションには、ドライブロジック付きの8速Mステップトロニックオートマチックトランスミッションを採用し、サーキット走行から、快適な街中での走行まで、あらゆる場面に対応する。さらに、ドライバーの意のままにシフトアップ/ダウンが可能な、6速マニュアルトランスミッション搭載モデルも用意されている。

走行面では、2パターンのセッティングか可能なMドライブが標準装備される。エンジン、サスペンション、ステアリングやブレーキ等、好みのセッティングをステアリングに装備されるM1/M2ボタンへのメモリーが可能で、ボタンを押すことで瞬時に好みのセッティングを呼び出す事ができる。

M モードでは、ロード、スポーツ、トラックのモードを選択でき、アシストや横滑り防止装置の介入度合い、メーターパネルやヘッドアップ・ディスプレイ、メーターパネルの表示を変更する事ができる。さらに、Mアダプティブサスペンションの標準装備により、スポーツドライビングのみならず、街中走行時の乗り心地向上も図られている。

軽量化による運動性能の向上にも注目したい。ボディを含め、ドライブトレーンを構成する各種パーツにアルミを多く使うことに達成されている。また、Mハイパフォーマンスモデルらしく、BMW 2シリーズクーペをベースに、エンジンルーム内のストラットブレースの追加や、フロントアクスルおよびリアアクスルへの補強を施すことでサーキットでの走行性能が高めている。

制動面では、よりハードなサーキットでの走行を可能とするため、耐熱、耐フェード性能に優れた大径ブレーキディスクと軽量化された6ポッドMコンパウンドブレーキが標準装備される。

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