新世代ラージ商品群CX-60に用意されるプラグインハイブリッドに試乗、この電動化モデルにマツダらしさはあるのかを確認した。(Motor Magazine 2023年4月号より)

スポーティ感は、市販版でより熟成

画像: インテリアはタンカラーのナッパレザー+レガーヌ。理想的な運転姿勢ができるのも特徴。

インテリアはタンカラーのナッパレザー+レガーヌ。理想的な運転姿勢ができるのも特徴。

マツダのラージ商品群の第1弾CX-60。このSUVは縦置きエンジン、新開発の直6ディーゼルエンジン、そしてマツダ初のPHEVのラインナップとトピックは多かった。

そして1年前にCX-60の直6ディーゼルエンジンと直4エンジン+モーターのPHEVのプロトタイプに試乗したときに、 PHEVに好印象を持ち、公道でテストドライブするのがとても楽しみなモデルであった。そしてその日がやってきた。

結論から先に言ってしまえば、このPHEVは、期待どおりのクルマだった。環境対応モデルというよりは、マツダらしく元気な走りに軸足を置いていると感じられた。スポーティなSUVという印象はプロトタイプの時にも感じたことだが、やはり市販版となり熟成されている。

具体的には、粗さがかなり抑えこまれている。高級感ある走りと表現してもいいかもしれない。もっと高価格帯の輸入PHEVに負けない品質の高さを感じた。

実にスムーズな走り味が印象に残った

画像: 3.3L直6ディーゼルターボエンジンを搭載したXDにも試乗。500Nmの大トルクが魅力的である。

3.3L直6ディーゼルターボエンジンを搭載したXDにも試乗。500Nmの大トルクが魅力的である。

実際に乗ると、走り出しから実にムーズだ。モーターだけでもかなりEV走行ができるのだが、電気の苦手な高速道路などではエンジンで気持ち良くクルージングできるのである。さらにEV走行距離がゼロになっても走行中に少し増えたりするので、回生充電以外にも、エンジンへの負荷が少ないときに、バッテリーへも頻繁に充電しているようだ。

3.3L直6ディーゼルターボエンジン搭載車にも試乗した。こちらはPHEVよりも車両重量が200kgほど軽い1840kgだ。最大トルクが500Nmもあるため、低回転から力強さを感じるが、荒れた路面では路面からの入力がそのまま伝わってくるのが気になった。長距離を走るとさらに気になるかもしれない。このあたりはもう少し上手く丸めてくれるといいと感じられた。

今回は、PHEVとディーゼルターボエンジン搭載車の2モデルを試乗したが、お勧めは前者である。ぜひお試しあれ。(文:Motor Magazine編集部 千葉知充/写真:井上雅行)

マツダ CX-60 PHEV プレミアムスポーツ主要諸元

●全長×全幅×全高:4740×1890×1685mm
●ホイールベース:2870mm
●車両重量:2090kg
●エンジン:直4DOHC+モーター
●総排気量:2488cc
●最高出力:138kW(188ps)/6000rpm
●最大トルク:250Nm/4000rpm
●モーター最高出力:129kW(175ps)/5500rpm
●モーター最大トルク:270Nm/400rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー50L
●WLTCモード燃費:14.6km/L
●タイヤサイズ:235/50R20
●車両価格(税込):626万4500円

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