BMWのフラッグシップ「7シリーズ」のトップレンジに位置付けられるBEV(電気自動車)「i7」。そのハイパフォーマンスモデル「i7 M70 xDrive」が、2023年4月18日よりの中国・上海モーターショーで世界初公開された。
システム最高出力660hp、0→100km/h加速は3.7秒
BMWのフラッグシップBEV(電気自動車)「i7」をベースに、BMW M社のテクノロジーが投入された「i7 M70 xDrive」。魅力はなんと言っても、BMWのBEVファミリーの中でいちばんを誇る圧倒的なパワーだ。
4輪を駆動するフロントとリアモーターから生み出されるシステム最高出力は660hp。システム最大トルクは、1015Nmとなる。ただし、MローンチコントロールもしくはMスポーツ ブーストを作動させると、1100Nmまでアップされる。ちなみに、Mスポーツ ブーストには、走行音を楽しめる機能も付いている。
シャシはM専用のものを採用。電子制御でダンパーをコントロールする2アクスル エアサスペンションで、スポーツ走行時でもロングドライブ時でも、快適な乗り味を約束してくれるという。自動車高調整機能も付く。
パフォーマンスは、0→100km/h加速が3.7秒で、最高速度が250km/h(リミッター制御)。満充電での走行可能距離は488~560km(WLTP)。高い走行性能と日常使いの利便性を高次元で融合しているといえそうだ。
エクステリアは、ブラックハイグロス仕上げのキドニーグリルや、ボンネットのMバッジ、Mサイドスカート、MエクステリアミラーなどがMパフォーマンスパッケージとして専用に装着される。
インテリアも同様で、発光式のMドアシルをはじめ、ブラックとグレイのMメリノレザートリム、Mレザーステアリング、Mドライバーズフットレストなどが奢られる。
「i7 M70 xDrive」の発売開始は2023年後半からが予定されている。