2023年4月25日、メルセデス・ベンツ日本は、ラグジュアリー ロードスターのメルセデスAMG SLに「SL63 4マティック+」を追加するとともに、SL43の装備を一部見直して発売した。

SL43には「メモリーパーキングアシスト」を標準装備

画像: SL63 4マティック+は左ハンドルのみの設定となっている。

SL63 4マティック+は左ハンドルのみの設定となっている。

これはフロントアクスル リフトシステムにも対応し、地下駐車場への進入や減速バンプを乗り越えるときなどにフロントエンドを30mm上昇させることができる。利用した場所をGPSを利用して記憶させれば、その場所を再び通るときにフロントエンドが自動的に上昇するようになる。さらに、リアに電子制御リミテッド スリップデフや、リアアクスル ステアリングも標準装備している。

内外装は、SLの最高峰モデルを体現するデザインを採用し、とくにフロントとリアはさらにスポーティなデザインとなり、その高い動力性能を表現している。AMGカーボンパッケージも設定され、インテリアにもAMGカーボンファイバー インテリアトリムをオプション設定している。

SL43には、所定のA地点(自宅の駐車場など)とB地点(乗降場所など)のルートを車両に記憶させることで、車両が区間の移動および駐車する「メモリーパーキングアシスト」を標準装備した。ただし、ドライバーは運転席に残る必要があり、またその使用は私有地に限定される。なお、ルート上に障害物を検知すると停止する。また、新デザインのボンネットエンブレムも採用した。

車両価格(税込み)は、SL43が1700万円、SL63 4マティック+が2890万円。ハンドル位置はSL43は左右とも選べるが、SL63は左のみとなっている。

画像: 初代300SLロードスター(右)と、7代目となるメルセデスAMG SL63 4マティック+。

初代300SLロードスター(右)と、7代目となるメルセデスAMG SL63 4マティック+。

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