2023年4月26日、マクラーレン・オートモーティブは「720S」の後継となるニューモデル「750S」のクーペとスパイダーを同時に発表した。日本仕様の車両価格や導入時期は、現段階では未定だ。

よりドライバー中心となったインテリア

画像: さらにドライバー中心のデザインとなった、750S スパイダーのインテリア。

さらにドライバー中心のデザインとなった、750S スパイダーのインテリア。

インテリアでは、さらにドライバー中心のデザインとなった。インストゥルメント ディスプレイはステアリングコラムにマウントされ、一緒に動く。このドライバー重視のディスプレイを覆うビナクル(クラスター)には、パワートレーンとハンドリングのモードを選択するスイッチが両サイドに配置される。ドライバーはステアリングに手を置き、目の前の道路に完全に集中したまま、アクティブ ダイナミクスのコンフォート/スポーツ/トラックの各設定に容易に変更できる。

アップル カープレイのほか、セントラル インフォメーションスクリーンも新しくなり、さらに豊かで詳細なグラフィックがドライバー エクスペリエンスを向上させる。リアビューカメラとサラウンドビューカメラのシステムもアップグレードされ、より高解像度のクリアな映像となった。

エクステリアでは、ノーズ下部はフロントスプリッターが拡大し、ヘッドライトを挟む「アイソケット」インテークは細くなり、シルのエアインテークとリアホイールアーチのベントも刷新された。リアのエアロダイナミクスも見直され、リアデッキは再設計で延長され、そこから空気が送られる特徴的なカーボンファイバー製アクティブ リアウィングは、より高く長くなり、その下方にセンター出しのエグゾーストを配している。

カーボンファイバー製モノコック構造により、360度近い視界が確保されている。低いフロントカウルや極めてスリムなAピラー、クーペのガラス張りCピラーによって、キャビンには自然光が降り注ぐ。クーペでは、リアのラゲッジシェルフに二重ガラスのパネルをはめ込んで、室内からもV8エンジンが見えるようにでき、ドライバーの肩越しにパワートレインの上部が露わになっている。

スパイダーは、フライングバットレスがガラス張りのため、気流をリアトノーへ導くだけでなく、後方視界にも貢献している。キャビンにさらに光を取り込みたいオーナーには、リトラクタブル ハードトップにオプションでエレクトロクロミックガラスが用意されており、ルーフを閉じているときも、オープンエアの雰囲気を味わえる。トップは、車速50km/h(31mph)まで11秒未満で開閉することが可能だ。

750Sは、クーペ/スパイダーともイギリス本国ではオーダーを受け付け中だが、現段階では日本仕様に関してはアナウンスされていない。その発表を楽しみに待つことにしよう。

画像: 750Sクーペ。ディヘドラル式ドアは、ルーフ部分まで開閉する。

750Sクーペ。ディヘドラル式ドアは、ルーフ部分まで開閉する。

マクラーレン 750S 主要諸元

●全長×全幅×全高:4569×1930(ミラー除く)×1196mm
●ホイールベース:2670mm
●車両重量(DIN):1389kg<クーペは1438kg>
●エンジン:V8 DOHCツインターボ
●総排気量:3994cc
●最高出力:552kW(750ps)/7500rpm
●最大トルク:800Nm(81.6kgm)/5500rpm
●トランスミッション:7速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・72L
●0→100km/h加速:2.8秒
●最高速度:332km/h
●WLTP 複合モード燃費:8.2km/L
●タイヤサイズ:245/35R19、後305/30R20

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