Q4 eトロンは、アウディ初の1モーター後輪駆動のBEV【EV＆SDGsフェア2023 in Osaka展示車紹介】

※タイトル写真は欧州仕様車です。

アウディの新世代デザインを採用したSUVタイプのBEV

BEVの展開に積極的なアウディのeトロン第3弾として登場したのが、コンパクトSUVタイプのQ4 eトロンだ。兄弟モデルとして、ルーフからボディ後端までをクーペルックとしたQ4 スポーツバック eトロンとともにラインナップされている。

八角形のシングルフレームグリルは最新のQファミリーに共通し、またテールランプは左右をつなげて1本のユニットにするなど、ひと目でeトロンシリーズであるとわかるデザインを採り入れている。

マトリクスLEDヘッドライトには、量産車として世界初となる4つのデザインから選択可能なデジタルデイタイムランニングライトを備えているのも特徴だ。

BEV専用プラットフォーム「MEB」を採用し、その名が示すとおりQ3とQ5の間に位置するボディサイズ。SUVらしく全高を1630mmとしながらも、Cd値は0.28（スポーツバックは0.26）を達成して空力性能にも注力していることがうかがえる。

インテリアでは、まるで浮いているかのように見える特徴的なセンターコンソールと、専用デザインのシフターを装備する。また、ハンドルにオーディオやメーターパネルなどを操作するボタンが配置されているが、物理式ボタンではなくシームレスなタッチ式となっている。4本のスポークはフラットで直線的なイメージを生む、アウディの新世代デザインを採用している。

メーターには10.25インチのバーチャルコクピットを、センターパネルには11.6インチのMMIタッチディスプレイを配置しフルデジタルのコクピットを形成。さらに、オプションとして用意されるARヘッドアップディスプレイは拡張現実技術を採用し、実際に見えている景色や先行車両に重ねて、フロントガラスへ各種情報を投影するという最新システムである。

しかし運転席に座れば、BEVらしさや未来感の過剰な演出はなく、旧来からのアウディらしさに溢れていることに気づく。

アウディ Q4 40 e-tron　主要諸元

●全長×全幅×全高：4590×1865×1630mm
●ホイールベース：2765mm
●車両重量：2100kg
●パワートレーン：1モーター
●最高出力：150kW
●最大トルク：310Nm
●最小回転半径：5.4m
●駆動方式：RWD
●一充電走行距離：594km（WLTCモード）
●総電力量：82kWh
●タイヤサイズ：前235／55R19、後255／50R19
●車両価格：638万円

アウディ Q4 e-tron4

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