2023年6月30日、F1第10戦オーストリアGPがシュピールベルクのレッドブルリンクで開幕する。今季2度目のスプリントフォーマットとなるため、30日金曜日にフリー走行と決勝レースのグリッドを決める予選、7月1日土曜日はスプリントのための予選「スプリントシュートアウト」とスプリント、2日日曜日に決勝レースが行われる。

昨年はフェラーリのシャルル・ルクレールが優勝

レッドブルの開幕から負けなし8連勝、フェルスタッペンの4連勝で迎えるオーストリアGPはどんなレースになるのだろうか。オーストリアGPはレッドブルの地元、その名もレッドブルリンクで行われるだけにレッドブル有利といわれているが、ライバルとしてもなんとか連勝を止めたいところだろう。

画像: 昨年のオーストリアGPではフェラーリのシャルル・ルクレールが優勝。フェルスタッペンよりもスティントを伸ばしてレースを優位に展開、ルクレールはコース上で3度フェルスタッペンをオーバーテイクした。

昨年のオーストリアGPではフェラーリのシャルル・ルクレールが優勝。フェルスタッペンよりもスティントを伸ばしてレースを優位に展開、ルクレールはコース上で3度フェルスタッペンをオーバーテイクした。

2023年F1ドライバーズランキング(第9戦終了時)

1位 M.フェルスタッペン(レッドブル)195
2位 S.ペレス(レッドブル)126
3位 F.アロンソ(アストンマーティン)117
4位 L.ハミルトン(メルセデス)102
5位 C.サインツ(フェラーリ)68
6位 G.ラッセル(メルセデス)65
7位 C.ルクレール(フェラーリ)54

2023年F1コンストラクターズランキング(第9戦終了時)

1位 レッドブル 321
2位 メルセデス 167
3位 アストンマーティン 154
4位 フェラーリ 122
5位 アルピーヌ 44
6位 マクラーレン 17

オーストリアGPでポイントとなるのは、スプリントフォーマットで行われること。フリー走行は金曜日の1回のみで、土曜日のスプリントシュートアウトとスプリントをとおして、マシンをいかに仕上げるかが問題となってくる。土曜日をセッティングの時間と割り切るチームも出てくるだろう。

昨年のオーストリアGPもスプリントフォーマットで開催されたが、フェラーリのシャルル・ルクレールが優勝を飾っている。

金曜日の予選、土曜日のスプリントはレッドブルのマックス・フェルスタッペンが制したが、決勝では、タイヤがタレ始めたフェルスタッペンをルクレールがオーバーテイク。その後、1回目のタイヤ交換、2回目のタイヤ交換ともに、ルクレールがスティントを伸ばしてレースを優位に展開。そのまま完璧なレース運びでチェッカーに飛び込んだ。

画像: 昨年のオーストリアGPのタイヤ戦略。1ストップが予想されたが、タイヤに厳しく3ストップが勝利戦略となった。また上位4つに3つの異なるタイヤ戦略が見られた。

昨年のオーストリアGPのタイヤ戦略。1ストップが予想されたが、タイヤに厳しく3ストップが勝利戦略となった。また上位4つに3つの異なるタイヤ戦略が見られた。

【参考】2022年F1第11戦オーストリアGP決勝 結果

1位 16 C.ルクレール(フェラーリ)71周 
2位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)+1.532s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス)+41.217s
4位 63 G.ラッセル(メルセデス)+58.972s
5位 31 E.オコン(アルピーヌ・ルノー) +68.436s
6位 47 M.シューマッハー(ハース・フェラーリ) +1周
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +1周
8位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) +1周
9位 3 D.リカルド(マクラーレン・メルセデス) +1周
10位 14 F.アロンソ(アルピーヌ・ルノー) +1周
・・・・・・・・・・・・・
15位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル)+1周
16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル +1周
リタイア 11 S.ペレス(レッドブル)
ファステストラップ: 1 M.フェルスタッペン(レッドブル)

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