「モーストファンカー2023」はその間に登場したニューモデルから本誌でおなじみの執筆陣と本誌編集長が「運転して楽しいクルマ」を選ぶという企画。第11位は3台が同点に並ぶ。やっぱり、ワクワクするクルマたちが選ばれた。（Motor Magazine2023年9月号より）
【第11位＜5点獲得＞】ランボルギーニ ウラカン ステラート
島下：全天候型スーパースポーツと謳い、ウラカンの車体をあろうことかリフトアップしてオールテレインタイヤを履かせた。しかしコレは色物なんかじゃない。この方向性、間違いなくアリだ。
何しろオフロードでは610psのパワーと4WDの恩恵で、容易に高速ドリフトが楽しめる。いや、実はターマックを走らせても、ストローク量の増したサスペンション、適度なグリップ力のタイヤのおかげで、マシンコントロールを最高にエンジョイできるのだ。
今のスーパースポーツカーは凄まじく高性能で、簡単に全開にできないが、それを解消する術を示したと言える。
オフロードでは610psのパワーと4WDの恩恵で、容易に高速ドリフトが楽しめる。
【第14位＜4点獲得＞】ポルシェ カイエン／カイエンクーペ
千葉：日本での正式デリバリー前に海外で試乗し、その進化ぶりに驚かされた新型カイエン。「ポルシェ史上最大級のアップデート」を謳うほど大幅な改良が施された。
V8ツインターボエンジン搭載のＳ、V6エンジンにモーターを組み合わせEV航続可能距離を最長90kmへと大きく伸ばしたE-ハイブリッドはどちらも好印象で、たとえばどちらか選ばなければいけないという状況になってしまうと相当頭を悩ませるだろう。
次世代型カイエンも、そしてマカンもBEVになるので、純粋なポルシェエンジンを味わい尽くせるカイエンはこれが最後になってしまう。
純粋なポルシェエンジンを味わい尽くせるカイエンはこれが最後。
