「モーストファンカー2023」は2022年から2023年半ばに搭乗したニューモデルから、Motor Magazine誌でおなじみの執筆陣と本誌編集長が「運転して楽しいクルマ」を選ぶという企画。第15位、第17位ともに2台ずつ、ワクワクするクルマたちが選ばれた。(Motor Magazine2023年9月号より)

【第15位<3点獲得>】アストンマーティン DB12

大谷:DB11の美しさがそのまま引き継がれていて「これってフェイスリフト!?」と思われかねないが、乗れば路面からのショックは巧みに吸収するのにボディがフラットな姿勢を崩さない点に驚かされる。

しかも、姿勢変化が少ないのでコーナリング時の反応は俊敏。おまけに大幅にパワーアップしたパワートレーンがレスポンスとリニアリティの点でも進化したことに唖然とさせられる。質感と機能性を大幅に高めたインテリアも文句なしだ。

画像: アストンマーティン DB12 。大幅にパワーアップしたパワートレーンがレスポンスとリニアリティの点でも進化。

アストンマーティン DB12 。大幅にパワーアップしたパワートレーンがレスポンスとリニアリティの点でも進化。

【第15位<3点獲得>】シトロエン C5 X

石井:基本的にはスポーティなクルマが好きでC5 Xはそれとは真逆のモデルだが、フンワリと優しい独特の乗り心地を堪能したら無性に楽しくなった。

アルピーヌやルノースポールでは荒れた路面での接地性向上に使用されるセカンダリーダンパーを乗り心地の向上に活用し、かつてハイドロ ニューマチック サスペンションが提供していたマジックカーペットライドを実現。シートのクッション性も良く快適な乗り心地をさらに引き上げている。

画像: かつてハイドロ ニューマチック サスペンションが提供していたマジックカーペットライドを実現。

かつてハイドロ ニューマチック サスペンションが提供していたマジックカーペットライドを実現。

【第17位<2点獲得>】プジョー 408

千葉:あぁ、やっぱりクルマはデザインだな、と新型プジョー408を見て改めて強く思った。本国サイトのプレスフォトを最初に見たときに「カッコイイ」と感じていたが、実際に自分の目でみるとその印象がさらに強くなった。

インテリアにも先進性が感じられた。もともと、プジョーのiコックピットはメーターも見やすく好きだが、それが最新バージョンに進化しているのも気に入っている。でもACCのスイッチはブラインド操作できた従来の方がいい。

画像: エクアウテリア同様、インテリアにも先進性が感じられる。

エクアウテリア同様、インテリアにも先進性が感じられる。

【第17位<2点獲得>】ホンダ シビック e:HEV

石井:モーター駆動ゆえのドライバビリティの良さと、適度にスポーティな特性を組み合わせたe:HEVはデイリーユースを楽しくしてくれる。

エンジン車よりも重量は増すが、各ユニットをなるべく低い位置に搭載して低重心化を図り、ハンドリングが向上したことを実感できる。アクセルペダルを強く踏み込むと疑似的にギアチェンジを演出するが、ギミックゆえの嫌なところがなく想像以上にスポーティ。
心地良いエンジンサウンドが楽しめるのもいい。

画像: 心地良いエンジンサウンドも楽しめる。

心地良いエンジンサウンドも楽しめる。

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