運を味方につけた18号車がシーズン2勝目を挙げる
今シーズンも4戦が終了し、GT3勢が強さを見せつけている。現在ランキング首位につけている7号車Studie BMW M4もGT3の一角。第3戦鈴鹿での優勝から勢いに乗り、第4戦富士でも2位に入り一躍ランキングトップに躍り出ている。
そんな7号車は今大会ではサクセスウェイトを100kg搭載という厳しい戦いが強いられることが予想されていた。しかし、決勝前日に行われた予選ではQ1を突破し13番グリッドを獲得。ポテンシャルを含めたパッケージの良さが感じられた。
一方ポールポジションを獲得したのは日本勢。61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内が最多ポールポジション獲得回数を更新する見事な走りを見せた。苦戦が続いた61号車は第4戦終了時点でランキング12位。チャンピオン争いにおける重要な1戦で価値のあるポールポジション獲得となった。
いきなり2位以下にギャップを広げる走りで快走
気温33度、路面温度50度というコンディションの中、決勝レースがスタート。ポールポジションスタートの61号車はいきなり2位以下にギャップを広げる走りで快走。ピット義務消化可能な6周目になると、2号車muta Racing GR86 GTや52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GTらがいきなりピットイン。短い給油を済ませ、クリーンエアでの周回を狙っての作戦であり、ポイントリーダーの7号車も早めのピットインを行っている。
そんな中、6号車DOBOT Audi R8 LMSの左リヤタイヤが脱輪したことによりNIPPOコーナーでストップ。FCYが出されたが、すぐにレースはリスタートした。
1回目のピットストップが終わった時点での順位は、スプラッシュを行った2号車がトップ、31号車が続き、61号車は3位。さまざまな戦略が入り乱れており、実質の順位が見えない状況ではあるが、61号車は順当にトップに返り咲くポジションにつけていた。