安全装備やコネクテッド機能も充実
カローラクロスは、その名が示すようにカローラをベースにした、カローラ シリーズ初のクロスオーバーSUVだ。現行型が初代で、2020年にタイでワールドプレミアされ、日本では2021年から発売されている。トヨタのクロスオーバーSUVとしては、ヤリスクロスと人気ナンバーワンの座を競い合っている。
今回の一部改良では、まずパワートレーンが刷新された。ハイブリッド車は、すべての電動モジュールを刷新した1.8Lハイブリッドシステムを採用し、低燃費・高出力を実現。ガソリン車は従来の1.8Lエンジンから、低燃費・高出力を実現する2.0Lダイナミックフォースエンジンに変更された。
予防安全パッケージのトヨタセーフティセンスは、ドライバーのステアリング/ブレーキ操作をサポートするプロアクティブドライビングアシストや、プリクラッシュセーフティに交差点右折時の対向直進車および右左折時の対向方向からの横断歩行者検知機能を追加するなど、機能が拡大された。
インテリアでは、メーターパネルをフル液晶化し、視認性が向上した12.3インチ TFTカラー マルチインフォメーションディスプレイをZグレードに標準装備。コネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオを設定したほか、10.5インチの大画面ディスプレイや車内Wi-Fiを設定している。また、外板色に新色マッシブグレーを含む8色を設定したほか、ハイブリッド車にツートーン3色を追加などの改良が施されている。
主なグレードと車両価格(税込)は、G “X”(2.0Lガソリン/FF/CVT)の218万4000円からハイブリッド Z(1.8L+モーター/4WD=E-Four/電気式無段変速機)の345万9000円となっている。装備などの詳細に関しては、カローラクロスのWebサイトを参照して欲しい。