世界限定70台のベンテイガ オデッシアンエディションは、プラグインハイブリッド(PHEV)モデルをベースに、環境に配慮した素材を用いた専用の内外装を特徴としている。まさに、ベントレーのサステナビリティを体現する1台だ。今回はそんな貴重な1台とともに、やはりサステナブルを追求した贅沢な宿泊施設へと向かった。(Motor Magazine誌 2024年1月号より)
ベントレーのPHEVは頼もしいクルーザーのような走りが魅力
ベントレー オデッシアンエディションで西伊豆までドライブ旅行に行った。世界限定わずか70台のこのクルマは、創業100周年を記念して製造されたコンセプトカー「EXP100GT」で採用されたデザイン言語からインスピレーションを得たモデルで、電気自動車の未来を見据え、サステナビリティを追求した1台だ。
エクステリアは専用デザインの22インチホイールを装着。その一部やロアバンパー、ラジエーターグリルなどの細部にはペールブロドガー塗装のアクセントが入り、特別仕様車としての差別化が図られる。そしてインテリアでは、ラッカーの使用量を抑えて仕上げたウッドパネルやウールのツイードパネルが特徴。高級感に加え、ホワイトとベージュのバイカラーの柔らかい色調が心地良い。
ベントレーの電動化へ向けた第一歩となるベンテイガハイブリッドはPHEVで、2時間45分の充電で約50kmのEV走行が可能だ。
スタートボタンを押すとデフォルトで「EVモード」となる。基本はEV走行がメインとなるハイブリッドモードでは、ナビと連動して目的地でバッテリー残量がゼロになるよう、状況に応じてハイブリッド走行をする。
エンジンとモーターの切り替えが実にスムーズで、走行中にまったくストレスを感じずにドライブできる。そしてパワートレーンはトルクフルで力強く、新東名〜伊豆縦貫道では頼もしいクルーザーのような走りを堪能した。
都内から約3時間、快適なクルマに乗っているとあっという間に目的地である「WEAZER西伊豆」に到着。駿河湾を一望するこのホテルで非日常なひとときを過ごした。