ハイウエイ ドライブの楽しみのひとつといえば、SA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)での食事やおみやげ。今回は常磐自動車道の東海PA(下り)のグルメを紹介しよう。

常磐自動車道の起点、三郷ICから約100kmの小さなPA

画像: 水戸、ひたちなか市を超え、東海村にある東海PA(下り)。5年前にリニューアルされた。

水戸、ひたちなか市を超え、東海村にある東海PA(下り)。5年前にリニューアルされた。

常磐自動車道を三郷ICからスタートして約100km、水戸を超えた先にある小さなPAが東海PA(下り)です。2018年4月のリニューアルで、店舗面積は約2倍に拡大。ウッド調のフードコートは、「おふくろの味」をコンセプトに、手作り感満点のメニューが用意されています。

また、水戸に近い東海村にあるということで、茨城関連のおみやげも数多く販売されています。そんな東海PA(下り)のおすすめグルメは、「おふくろの味」と、茨城の「ご当地ラーメン」の二品となります。

古くからの定番メニューとして人気の「おふくろの味」

画像: 東海PA(下り)の古くからの定番メニューが「おふくろの玉子焼き定食」(930円)。

東海PA(下り)の古くからの定番メニューが「おふくろの玉子焼き定食」(930円)。

東海PA(下り)を利用する、働くドライバーを中心に長く愛されてきたのが「おふくろの玉子焼き定食」(930円)。こちらのフードコートの名物となる一皿です。

メインの大皿に並ぶのは、玉子焼きに、納豆のかき揚げ、煮込んだ豚肉、そして千切りのキャベツと紅ショウガ。どこかホッとする家庭料理風の雰囲気です。もちろん、すべてお店での手作りだとか。玉子焼きに使うのは、地元の自慢食材である奥久慈の卵。かき揚げが納豆というのも、茨城ならではのチョイスですね。

最初にいただくのは、当然、玉子焼き! 甘さ控えめで、卵本来のおいしさが前面に出ています。うっすら感じる塩が味の輪郭を浮き上がらせています。この素材優先感が、おふくろっぽさなのではないでしょうか。主役を張る、さすがのおいしさです。

続いて、納豆のかき揚げに。揚げてあるから納豆の味が濃くなっています。ただし、ネバネバ感はほんのわずか。納豆好きであれば、大満足のおいしさです。小鉢で添えられた煮干しとダイコンおろしや、玉子焼きに添えられた紅ショウガをいただけば、口の中はさっぱりとリセット! 次の一口が、またフレッシュな感覚で楽しめます。

そして豚の煮物は甘めの味つけ。単品でもおいしいのですが、ご飯と一緒にいただけば、相乗効果でおいしさは2倍ではなく2乗に。「おふくろの味」とは言いますが、素朴なようで意外に素材や調理法に凝っていて、家庭料理としては、ずいぶんとレベルが高いのでは、と思うほどのおいしさ。人気になるのも当然のことではないでしょうか。

画像: 「おふくろの玉子焼き定食」の玉子焼きは薄い塩味。茨城自慢の食材、奥久慈の卵のおいしさが際立つ。

「おふくろの玉子焼き定食」の玉子焼きは薄い塩味。茨城自慢の食材、奥久慈の卵のおいしさが際立つ。

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