トヨタ自動車は2023年12月19日、新型クラウン スポーツのプラグインハイブリッド車(PHEV)を発売しました。「楽しい走り」のための味付けだけでなく、ツアラーとしてのロングディスタンス性能まで磨かれているようだ。

PHEVならではの利便性もまた多機能

レジャーやアウトドアで役立つ、バッテリーにためた電力を外部に給電できる「EV給電モード」と、停電や災害などの非常時にクルマを電源として活用できる「HEV給電モード」が設定された。

画像: 普通充電に加え、急速充電を設定。充電時間約38分(満充電量の約80%)と大幅に短縮できる。別売りのV2H機器と接続することで、駆動用バッテリーに蓄えた電力を、家庭用電力として利用することができる。

普通充電に加え、急速充電を設定。充電時間約38分(満充電量の約80%)と大幅に短縮できる。別売りのV2H機器と接続することで、駆動用バッテリーに蓄えた電力を、家庭用電力として利用することができる。

HEV給電モードは、はじめはバッテリーのみで給電する。やがてバッテリーが一定の残量を下回るとエンジンがかかり給電を継続する仕掛けだ。バッテリーが満充電かつガソリンも満タンの状態からなら、約6.5日分の電力供給を可能にしている。

住宅の太陽光発電などで生じた余剰電力を、車両の駆動用バッテリーに蓄電することも可能で、クルマに蓄えた電気を住宅に供給する仕組み「V2H」を活用すれば、いざという時の蓄電池としても十二分に活躍してくれそうだ。

ちなみに外部給電用コンセントにも、ひと工夫。センターコンソールボックス後端とラゲージ内に設置されたアクセサリーコンセントに加え、ヴィークルパワーコネクターを備える。

充電インレットに差し込むことで、AC100V/1,500Wの外部給電コンセントとしても活用することができる。新型クラウン スポーツのPHEVモデルは、アクティブ系としての資質に関しても、そうとう念入りに作りこまれているようだ。(写真:佐藤正巳、トヨタ自動車)

トヨタ クラウン スポーツ RS 主要諸元

●全長×全幅×全高:4720×1880×1570mm
●ホイールベース:2770mm
●車両重量:2030kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター×2
●総排気量:2487cc
●最高出力:130kW(177ps)/6000rpm
●最大トルク:219Nm(22.3kgm)/3600rpm
●モーター最高出力 前+後:134kW(182ps)+40kW(54ps)
●モーター最大トルク 前+後:270Nm(27.5kgm)+121Nm(12.3kgm)
●トランスミッション:電気式無段変速機
●駆動方式:フロント横置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・55L
●WLTCモード燃費:20.3km/L
●タイヤサイズ:235/45R21
●車両価格(税込):765万円

This article is a sponsored article by
''.