日本の経済を大きく支えている自動車産業。そんな我らの誇りでもある日本車は2023年も魅力あるクルマを登場させた。今回はそのなかで、注目のミニバン&軽自動車を紹介する。また、最後に2023年下半期に登場したモデルたちを一挙紹介する。(Motor Magazine2024年1月号より/文・岡本幸一郎)

カー・オブ・ザ・イヤーでも注目を浴びた新しい高級車

トヨタ アルファード/ヴェルファイア 2023年6月21日発表

画像: 新型は振動や騒音を徹底的に改善し、誰もが快適に移動できるサルーン的ミニバンに進化した。

新型は振動や騒音を徹底的に改善し、誰もが快適に移動できるサルーン的ミニバンに進化した。

その名を知らない者はいない、と言っていいほど大人気のミニバンであるアルファード/ヴェルファイアがフルモデルチェンジ。歴代で初めてアルファード/ヴェルファイアで走りの個性が差別化された点がポイントだ。現状は価格帯が高めのグレードのみの設定で、ボディカラーの選択肢も限られる状況ながら、納期が大変な長さになっているのには驚く。

ホンダ オデッセイ 2023年12月7日

画像: 後席空間の快適性を大幅に向上させた一方で、スポーティな内外装デザインにさらに磨きをかけた。

後席空間の快適性を大幅に向上させた一方で、スポーティな内外装デザインにさらに磨きをかけた。

2013年に登場した5代目オデッセイは生産拠点だった狭山工場の閉鎖にともない、2021年末をもって国内の生産は終了していたが、まさかの再販売という展開となった。中国の広汽本田汽車で現地生産される車両を輸入するかたちで、日本市場で復活を果たす運びとなった。従来型よりも後席の快適性を高めるなどの商品力強化が図られている。

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