2024年、フォルクスワーゲン ゴルフは初代が登場してから50年を迎える。近く、現行型8代目のビッグマイナーチェンジが予定されているが、その前に8世代の系譜を簡単にふり返ってみたい。

初代を正常進化させた、2代目ゴルフ(1983〜1991)

画像: 2代目ゴルフ(1983〜1991)

2代目ゴルフ(1983〜1991)

1960年代に生まれたベビーブーマー世代が運転を学んだのが、1983年に登場した2代目ゴルフといえるだろう。初代ゴルフは、すでにあらゆる人が運転を覚えたり、クルマと親しむために最適のモデルだったが、2代目はその正常進化版となった。

さらに、制御された触媒コンバーター、アンチロックブレーキシステム(ABS)、ゴルフ シリーズでは最初の4WDモデルなどの技術も採用され、大幅な進化を遂げた。しかし、2代目ゴルフが初代同様に成功した秘訣のひとつは、デザイナーが初代ゴルフのDNAを2代目にも継承し、永遠にゴルフ デザイン文化を具現化したということにある。

遠目からでもゴルフと分かる2ボックスのスタイル、太めのCピラーなど、このDNAは、今日でもすべてのゴルフを紛れもないものにしている。2代目ゴルフは630万台が販売され、1991年の夏に3代目にバトンタッチする。(この項つづく)

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