インパネはストイックな機能優先のデザインに変更

画像: インパネはセンターディスプレイから右(運転席)側全体が専用設計で、ベース車のヤリスとは異なる。

インパネはセンターディスプレイから右(運転席)側全体が専用設計で、ベース車のヤリスとは異なる。

インテリアにも大きく手が加えれています。もっとも大きく変わったのはインパネです。これまではベース車のヤリスと同じデザインのインパネでしたが、新しいGRヤリスではスーパー耐久や全日本ラリー参戦車をモチーフにしたシンプルなものに一新。センターディスプレイとその下の操作パネルはドライバー側に15度傾けられているほか、スイッチ類はスポーツ走行時だけでなく日常的な走行シーンでも扱いやすい配置になっています。

またドライビングポジションを25mm下げると同時にステアリングホイールの位置を調整して運転姿勢を改善。インナーミラーは取り付け位置を高くした一方、センタークラスターの上端は50mmも下げることで前方視界も拡大されています。

このほかに、ボディとショックアブソーバの締結ボルトの本数を1本から3本に増量。スポット溶接を13%増加、構造用接着剤の塗布部位は24%拡大してボディ剛性がアップされています。これらにより、ハンドリング性能と走行安定性が高められています。

また、GRヤリスの性能を存分に使って走りを楽しめる「サーキットモード」も新たに設定されています。これにはGPSで自車位置を判定し、サーキットなどにいる場合にはターボラグを低減させ再加速時のアクセルレスポンスを向上させるアンチラグ制御やスピードリミッターの上限速度引き上げ機能などが含まれています。

いっそう魅力的に進化したGRヤリスは2024年春頃の発売を予定しており、価格などは後日発表されるとのことです。

進化型GRヤリス RZ High performance主要諸元

●全長×全幅×全高   3995×1805×1455mm
●ホイールベース    2560mm
●トレッド      フロント:1535mm/リア:1565 mm
●乗車定員      4名
●車両重量      1280kg(GR-DAT搭載車は1300kg)
●エンジン      直列3気筒インタークーラーターボ
●エンジン型式    G16E-GTS
●ボア×ストローク   87.5×89.7mm
●排気量       1618cc
●最高出力      224kW(304ps)/6500rpm
●最大トルク     400Nm(40.8kgm)/3250-4600rpm
●燃料タンク容量   50L
●トランスミッション 6速MT(iMT) /8速AT(GR-DAT)
●駆動システム    スポーツ4WDシステム“GR-FOUR”電子制御多板クラッチ式4WD
           (3モード選択式)
●差動装置      フロント:トルセンLSD/リア:トルセンLSD
●サスペンション   フロント:マクファーソンストラット/リア:ダブルウイッシュボーン
●ブレーキ      フロント:Vディスク(18 インチアルミ対向 4 ポットキャリパー)
           リア:Vディスク(16 インチアルミ対向 4 ポットキャリパー)
●タイヤサイズ     225/40ZR18(ミシュラン Pilot Sport 4S)
〈数値はトヨタによる社内測定値〉

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