エンジンは大幅にパワーアップされ最強クラスに

画像: 1.6L直3ターボエンジンは最高出力が272psから304psへ、最大トルクは370Nmmから400Nmにアップした。

1.6L直3ターボエンジンは最高出力が272psから304psへ、最大トルクは370Nmmから400Nmにアップした。

注目すべき点はエクステリアだけではありません。パワートレーンにも大きな変更が加えられています。とくに大きなトピックは、1.6L直3ターボエンジンの最高出力が200kw(272ps)から224kw(304ps)へ、最大トルクは370Nmm(37.7kgm)から400Nm(40.8kgm)にそれぞれ引き上げらたことと、オートマチック(AT)車がついに設定されることです。

GRヤリスに搭載される新開発の8速AT「GR-DAT」は、ハイパワーな直3ターボエンジンと4WDシステム「GR-FOUR」が織りなす刺激的な走りをフルに楽しめるように開発されました。

具体的にはTGR World Rally Teamのドライバーがフィンランドの雪道での走り込みを行うなど、様々な道で行われました。さらに、全日本ラリーに参戦するなど、実際のモータースポーツシーンも開発も舞台となりました。このように本格的なスポーツ走行にも対応できるように開発された「GR-DAT」ですが、ATなので初心者でも気負わずに乗ることができます。

かつてない走行体験を叶える8速AT「GR-DAT」

画像: 新開発の8速AT「GR-DAT」は、AT車でもMT車に負けない運転の楽しさと速さを実現すべく開発された。

新開発の8速AT「GR-DAT」は、AT車でもMT車に負けない運転の楽しさと速さを実現すべく開発された。

続いて「GR-DAT」の機能的な特徴を見ていきましょう。GRヤリスという本格的なスポーツモデルに搭載するために、制御ソフトウェアはスポーツ走行向けに最適化されています。

具体的には、減速Gや速度といった車両挙動に合わせて変速するだけでなく、ブレーキの踏み込み&抜き具合、アクセルの操作まで感知して車両の挙動を予測して変速することで、プロドライバーと同じような変速を実現しています。

また、AT内部の変速用クラッチを高耐熱摩擦材にすることで耐久性を高めたほか、8速にすることでクロスレシオ化とパワーバンドを活かした走りを実現しています。また、RZ“High performance”にはトルセンLSDも用意して、アクセル操作による駆動力のコントロール性を高めています。

シフトまわりではもうひとつ注目点があります。それは「GR-DAT」搭載車にも手引式パーキングブレーキを採用したことです。ちなみに、「RC」グレードにはパーキングブレーキレバーの取り付け位置の変更がオプションで用意されました。これを選択するとパーキングブレーキレバーはシフトレバーの右横に配置され、ステアリングホイールからの持ち替えがしやすくなります。

また、改良前のGRヤリス RSのCVT車よりもシフトレバーの位置を75mm高めてMT車と同じ位置にすることで操作性の向上も図られています。ちなみに「GR-DAT」ではM(マニュアル)モードでの変速時のシフトレバーの操作方向も従来とは逆の、引いてシフトアップ(加速)、押してシフトダウン(減速)に改められました。これはレーシングカーのシーケンシャルトランスミッションと同じ操作パターンで、いっそうモータースポーツ走行に寄せた改良と言えます。

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