この連載では、昭和30年~55年(1955年〜1980年)までに発売され、名車と呼ばれるクルマたちを詳細に紹介しよう。その第28回目は、流麗なクーペスタイルが印象的だった初代日産シルビアの登場だ。(現在販売中のMOOK「昭和の名車・完全版Volume.1」より)

CATALOG&TOPIC

しかし、各メーカーが量産態勢の整備に血まなこになっていたこの時代、「あくまでも 美しさ」を求めたシルビアには、逆説的な存在価値があったともいえる。

CATALOG

画像: CATALOG

<意外なスプリンター>
ごく少量生産ゆえに、当時もっとも高価な国産車となった。0→400m加速は18秒台、最高速度160km/h以 上 が 昭和40年 ~ 42年頃の国産スポーツ車の必須データであった。シルビアはこのカベを破ったデータを誇示し性能をアピール。 0→400mは18秒 を切る17.9秒、 最高速 度165 km/hは当時スカイラインGTに次ぐデータであった。

TOPIC

画像: TOPIC

初代シルビアの価格は120万円。いかにそれが高価格だったか、当時の他車と比較してみよう。セドリックの最上級グレードであったスペシャル6は115万円、ホンダS800が65万8000円、スカイラインのGT-Bは90万1000円だった。これをS13型シルビアが発売されていた平成初期の物価に換算すると、650万円程度に相当する。

日産シルビア(CSP311型)諸元

●全長×全幅×全高:3985×1510×1275mm
●ホイールベース:2280mm
●車両重量:980kg
●エンジン型式・種類:R型・直4OHV
●排気量:1595cc
●最高出力:90ps/6000rpm
●最大トルク:13.5kgm/4000rpm
●トランスミッション:4速MT(フロアシフト)
●タイヤサイズ:5.60-14 4PR
●新車価格:120万円

This article is a sponsored article by
''.