生産台数は限定19台。車両価格は「億」単位になること間違いなし!?
インテリアはジェット戦闘機をインスパイアしている。メーターはアナログからデジタルに変更され、ステアリングホイール上にバーグラフ式のタコメーターが備わる。ユニークなのはセンタートンネルの幅を狭め、アルカンターラのバケットシートは少し中央に寄せて幅も広げ、居住性を向上していることだ。
実車では、パワーユニットはベース車と同じ5.7LのV12ながら、最高出力は550hp(ベース車は492hp)、最大トルクは600Nm(同550Nm)にパワーアップされる。ブレンボのブレーキシステムも搭載し、ベース車ではノンパワーだったステアリングはパワーアシストとなる。
イタリア語で「エキセントリック」を意味する「エチェントリカ」が手がけるディアブロのレストモッドは、19台が限定生産される予定だ。車両価格は発表されていないが、日本円では「億」単位になることは間違いないだろう。
なお、この車両は2024年2月16日(金)から18日(日)まで、江東区新木場の「ARTA MECHANICS & INSPIRATIONS」で一般公開される。スーパーカー ファンはもちろん、クルマ好きならぜひ見ておきたい。(文と写真:篠原 政明)
ランボルギーニ ディアブロ「エチェントリカ」 主要諸元
●全長×全幅×全高:4437×2143×1114mm
●ホイールベース:2650mm
●車両重量:1590kg
●エンジン種類:60度V12 DOHC
●総排気量:5707cc
●最高出力:550hp/7000rpm
●最大トルク:600Nm/6500rpm
●燃料・タンク容量:無鉛プレミアム・100L
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●タイヤサイズ:前255/30R19、後325/30R19