「10年ひと昔」とはよく言うが、およそ10年前のクルマは環境や安全を重視する傾向が強まっていた。そんな時代のニューモデル試乗記を当時の記事と写真で紹介していこう。今回も、前回に続きビッグマイナーチェンジされたスバル レガシィだ。

2L ターボと2.5L NA、どちらを選ぶ?

画像: 試乗車はビルシュタイン製ダンパーや18インチタイヤを装着したSパッケージなので、より一体感のある走りが気持ち良かった。

試乗車はビルシュタイン製ダンパーや18インチタイヤを装着したSパッケージなので、より一体感のある走りが気持ち良かった。

ビッグマイチェンされたレガシィのパワーユニット、2LターボのDITと2.5Lの自然吸気(2.5i)、どちらが良いだろうか。まず前提として、DITはまだアイサイトが組み合わせられない(編集部註:2012年5月の時点)ことと、けっして小さくない価格差を考慮しないで、純粋にどちらがどう好きか(良し悪しではない)を述べたい。

率直なところ、走りを楽しみたいのならDIT、乗りやすさを重視するなら2.5iといったところだろうか。DITはパワフルで、しかも燃費もいい。このエンジンは、きわめて出来が良い。乗り心地は少々硬めだが、走るのが好きな人には許容範囲にあるだろう。ハイウエイクルージングは気持ち良いし、しかも安心感もある。

基本的には足としてクルマを使う、という人には、むしろ2.5Iをオススメする。乗りやすさという点では、DITより2.5iのほうが格段に上だ。しかも、動力性能にも不満はないし、走りも悪くない。ある程度は走りにこだわりたいけれど、普段使いを重視したい、というのなら、DITほど足も硬くないし、走りにも十分な資質のある2.5iで十分だろう。

画像: もちろん、セダンのB4でもツーリングワゴンでも、2Lターボと2.5L 自然吸気のどちらのエンジンも選べる。

もちろん、セダンのB4でもツーリングワゴンでも、2Lターボと2.5L 自然吸気のどちらのエンジンも選べる。

スバル レガシィツーリングワゴン 2.5i アイサイト Sパッケージ 主要諸元

●全長×全幅×全高:4790×1780×1535mm
●ホイールベース:2740mm
●車両重量:1560kg
●エンジン:対4 DOHC
●総排気量:2498cc
●最高出力:127kW(173ps)/5600rpm
●最大トルク:235Nm(24.0㎏m)/4100rpm
●トランスミッション:CVT(リニアトロニック)
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:レギュラー・65L
●JC08モード燃費:12.4km/L
●タイヤサイズ:225/45R18
●当時の車両価格(税込):300万3000円

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