エンジンと駆動方式は1種類、グレードは3種類というシンプルさ
そんなWR-V、すでに受注台数は約1万台を超えているというので、好調な出だしです。実際の購入者にもこのラギッド感が受けているのだと言います。また、購入を検討している人の中では、同じホンダでサイズも価格帯も近く、4WDやe:HEVも用意するヴェゼルと迷っている人も多いようです。
販売が好調な理由のひとつにシンプルでわかりやすいグレード構成があります。WR-Vは「X」、「Z」、「Z+」の3グレードの構成で、この3種類すべてエンジンや駆動方式は一緒。違いは見た目や装備によるものなので、自分に必要な装備や見た目の好みで選ぶことができます。
しかも、エントリーグレードXの車両本体価格は209万8800円と、N-BOXの上級グレードにも近い価格(CUSTOM ターボ=204万9300円)ですが、ホイールこそ16インチのスチールホイール+キャップとなるものの、基本装備は非常に充実しています。
アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、衝突軽減ブレーキ(CMBS)などの運転支援や安全装備を含むホンダセンシングはもちろん、ヘッドライトはフルLED(オートハイビーム付き)、オートエアコン、パドルシフトまで標準装備となっています。
そのひとつ上の中間グレードZ(234万9600円)になると、本革巻きのハンドルやセレクターレバー、プライムスムースのソフトパッド、17インチアルミホイールといった装備が標準となります。さらにトップグレードのZ+(248万9300円)ではベルリナブラックのフロントグリル、シルバーのドアモールディング、シャープシルバー塗装ドアロアーガーニッシュなどの専用外装が用意されます。