2024年3月22日に発売されたばかりのホンダWR-Vを、公道で初めて試乗しました。エンジンや駆動方式は1種類のみで、グレードも全部で3種類とかなり割り切った設定のWR-Vですが、そんなところも潔くて、逆に好感が持てたりするのはなぜでしょうか。乗ってみてもかなり好印象でした。

「後席も快適」なWR-Vの後席に座ってみた。

画像: 分厚いシートクッションを用意したWR-Vの後席。リクライニングこそしませんが、ヘッドレストを伸ばせば、身長180cm、体重80kgオーバーの大柄体型の筆者でも快適に座ることができました。

分厚いシートクッションを用意したWR-Vの後席。リクライニングこそしませんが、ヘッドレストを伸ばせば、身長180cm、体重80kgオーバーの大柄体型の筆者でも快適に座ることができました。

今回は後席にも座って移動してみました。以前テストコースで試乗した際に開発者の方々に「後席も快適です」と聞いていたので、ぜひ試してみたかったのです。日本人に比べて大柄な体型の人が多いインドで後席を使う想定で開発されているので、身長180cm、体重80kgオーバーの日本人にしては大柄な筆者が後ろに座っても頭上も足元もかなり余裕がありました。

走り出しても厚めのシートクッションやサスペンションのセッティングのおかげで座り心地も良好。リアにも全車ベンチレーションが付いているので、これからの季節も快適なはずです。さらに走行中もロードノイズが少なくて、静粛性が高いことも付け加えておきましょう。これならきっと高速道路を使ってドライブをしても同乗者との会話が楽しめるはずです。

前席はもちろんですが、後席にも座ってみての試乗を終えましたが、あらためて気づいたのはやはりその運転のしやすさです。前席のシートポジションは高めで見晴らしも良く、ボクシーなデザインのおかげでしっかりと運転席からはボンネットの両端が見えて車幅感覚がとても掴みやすいです。そして最低地上高も195mm確保していますから、道中で下まわりを気にすることもありません。

運転のしやすさは日常の使い勝手に直結する部分です。運転がしやすければ、ちょっとした買い物でも連れ出したくなります。そしてドライブとなると運転の気持ち良さも大切。その両方を低価格で実現したWR-Vはまさに「良品廉価」と言っても良いかもしれません。販売も好調ということで、「こんなSUVを待っていた!」という人も多かったのではないでしょうか。

画像: サイドウインドウを小さく見せるデザイン処理でサイズ以上のボリュームを感じるWR-V。フェンダーやボディサイド、バンパー下部など樹脂パーツの配分などもWR-Vのタフさをより高めている印象。

サイドウインドウを小さく見せるデザイン処理でサイズ以上のボリュームを感じるWR-V。フェンダーやボディサイド、バンパー下部など樹脂パーツの配分などもWR-Vのタフさをより高めている印象。

ホンダWR-V主要諸元

●Engine
型式:L15D
エンジン種類:直4DOHC
排気量:1496cc
エンジン最高出力:87kW(118ps)/6600rpm
エンジン最大トルク:142Nm(14.5kgm)/4300rpm
燃料・タンク容量:レギュラー・40L
WLTCモード燃費:16.2km/L
●Dimension&Weight
全長×全幅×全高:4325×1790×1650mm
ホイールベース:2650mm
車両重量:1230kg
●Chassis
駆動方式:FF
トランスミッション:CVT
サスペンション形式 前/後:ストラット/トーションバー
ブレーキ 前/後:Vディスク/ドラム
タイヤサイズ:215/55R17
●Price
車両価格:2,349,600円

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