俳優の水川あさみさんが出演し、「デリ丸」というキャラクターやキャンディーズ「年下の男の子」の替え歌など、軽快でキャッチーなCMが印象的なデリカミニ。2023年5月の発売から1年が経ち、街中で見かけることも増えてきた今、デリカミニとじっくり付き合ってみることにした。乗れば、思わず「ウェイ!」と言ってしまうのだろうか。(Motor Magazine 2024年5月号より再構成)

「デリ丸」パワーで誰もが笑顔になるクルマ?

今回、普段は普通車を運転している妻にも運転してもらうことにした。すると、「視界も良いし、車両感覚も掴みやすい」「乗り込んでから運転するまでの動作がなんかスムーズに行える」。さらに「後席に座る子どもたちもいつもより楽しそうだった」とのこと。これは私も家族でドライブした際に薄々気づいていたのだが、おそらく同乗していた「デリ丸」のおかげだろう。

画像: 今回はファミリーカーとして家族4人(子どもは2歳と0歳)で使用した。写真は後席にチャイルドシート2脚セットして、荷室にもベビーカーや遊び道具など満載にした様子。実用性、使い勝手ともに大満足でした。

今回はファミリーカーとして家族4人(子どもは2歳と0歳)で使用した。写真は後席にチャイルドシート2脚セットして、荷室にもベビーカーや遊び道具など満載にした様子。実用性、使い勝手ともに大満足でした。

デリカミニは「デリカ」の名に恥じぬタフな走りも特徴だ。前述した足まわりをはじめ、160mmの地上高、滑りやすい路面での発進をアシストするグリップコントロールやヒルディセントコントロール、ヒルスタートアシストなども搭載される。実際にはそこまで過酷な環境で走る機会はないにしても、キャンプ場までの荒れた路面や雪道などでは、あると心強い装備である。

今回、家族で移動する機会も多かったが、その時は0歳と2歳の子供を後席のチャイルドシートに乗せた。この場合は広い足元スペースは必要ないのでシートを前方にスライドして使用できる。すると、その分荷室スペースが広がるので、ベビーカーなど大きめの荷物も十分に積むことができる。

また、実際に家族を乗せて使用してみると、後席のサンシェードやサーキュレーター、テーブルといった装備はもちろん、ハンズフリー機能付きの電動スライドドアも両手が塞がっていることの多い子連れには、あると嬉しい装備だと改めて実感した。それらが標準装備となるデリカミニ(プレミアム)は、さすがに良く考えられているクルマだ。人気の理由も納得である。

そして別れの日が近づいて来るにつれ、少し淋しい気持ちなっているのもきっとこのクルマのキャラクター感からくるのだろう。こんな気持ちは久しぶりだ。ありがとう、「デリ丸」。また会う日まで。

テスト車両:三菱 デリカミニ T Premium 4WD
試乗期間:2024年3月1日〜3月22日
走行距離:1444km
平均燃費:14.1km/L(1444km÷102L)

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