2024年5月3日(現地時間)、フェラーリは新たなフラッグシップとなる「12 Cillindri(ドーディチ チリンドリ)」およびそのオープンモデルの「12 チリンドリ スパイダー」を、米国のマイアミビーチで開催されたエクスクルーシブなイベントで世界初公開した。

オープンでの200km/h走行も快適な、12 チリンドリ スパイダー

画像: リアセクションのデザインは、写真のスパイダーとクーペではかなり異なる。

リアセクションのデザインは、写真のスパイダーとクーペではかなり異なる。

今回、同時に発表された12 チリンドリ スパイダーの外寸とホイールベースは、ベルリネッタ(クーペ)の12 チリンドリとまったく同じだ。車両重量の増加は、わずか60kgにとどめられている。基本的なスタイリングはベルリネッタと共通だが、リアの2個のフィンや、バックペイントを施したポリカーボネート製のクオーターガラスなどで差別化されている。

リトラクタブル ハードトップはアルミニウム製で、開閉に要する時間はわずか14秒。しかも車速が45km/hまでなら走行中でも開閉が可能だ。シート後方のリアスクリーンは電動で高さを調整でき、ルーフを開放して200km/hで走行してもキャビンでは通常の会話ができるほど快適性は保たれている。

フェラーリが「ひと握りの人のために作られたモデル」と謳う、12 チリンドリ & 12 チリンドリ スパイダー。欧州での車両価格は、ベルリネッタが39万5000ユーロ(約6480万円)、スパイダーが43万5000ユーロ(約7130万円)から。デリバリーは、ベルリネッタが2024年第4四半期から、スパイダーが2025年第1四半期からとされている。なお、現段階では日本仕様の車両価格や導入時期に関しては、アナウンスされていない。

画像: 左右対称のデュアル コクピットを採用したインテリア。シートの形状も独特だ。

左右対称のデュアル コクピットを採用したインテリア。シートの形状も独特だ。

フェラーリ 12チリンドリ(カッコ内はスパイダー) 主要諸元

●全長×全幅×全高:4733×2176×1292mm
●ホイールベース:2700mm
●乾燥重量:1560kg(1620kg)※いずれも軽量オプション装着車
●エンジン:65度V12 DOHC
●総排気量:6496cc
●最高出力:610kW(830ps)/9250rpm
●最大トルク:678Nm(69.1kgm)/7250rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:フロント縦置きトランスアクスルRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・92L
●最高速度:340km/h
●0→100km/h加速:2.9秒(2.95秒)
●0→200km/h加速:7.9秒(8.2秒)
●タイヤサイズ:前275/35R21、後315/35R21

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