旅に出るのに理由はいるのか、いらないのか。今回は何とか理由をつけて(?)自分の故郷を周りながら、ついでに美味しい地元料理を堪能。乗りたい2台のSUVで往復約1400kmのドライブを楽しんだ。「絶対試乗!」主義、ちょっとグルメな国産車編は初春の青森を目指してみた。
やっぱり旅はグルメ。絶対に譲れない
今回の企画が決まった時、勝手に頭の中ではくるりの「ハイウェイ」という曲が流れていた。
僕が旅に出る理由……。一瞬考えてみたが、そもそも旅に出るのに理由なんているのか、自問自答。
まあせめて「花粉は避けたい」。あと今回は編集部期待のルーキー川内、そして巨匠・永元カメラマンも同行するので、「ふたりがあまり行ったことのない場所にしたい」。
時期は3月初旬。花粉を避けるなら北。だが、暦の上では春でも、この時期の北東北はまだまだ雪がある。
だから当然スタッドレスタイヤが必要だし、行動範囲を広げようと思えば突然の悪路に遭遇することも。だがそんなときも今回のようなSUV×4WDのモデルなら心配はいらない
しかも偶然にも、今回乗ってみたかった2台は、どちらもスタッドレスタイヤを履いていた。東北に決定だ。ならば自分の故郷・青森県八戸市に行くことにしよう。
慣れた道のりを走るので、そのクルマの特性や違いをしっかりと確認していきたい・・・もっとも実は、取材ダンドリを考える頭の中では今回の旅で何を食べるかをずっと考えていた。
時には仕事を忘れて旅を楽しむことも大切。旅といえば、食事。その土地の名産物や料理を食べてみたいと思う。
だから、今回もできる限り、地元の物、この地方でしか食べられないようなものを選んだ。自分は当たり前に食べてきた物でも、地域によっては当たり前じゃないこともある。その感想を聞けたのも大きな収穫である。