旅に出るのに理由はいるのか、いらないのか。今回は何とか理由をつけて(?)自分の故郷を周りながら、ついでに美味しい地元料理を堪能。乗りたい2台のSUVで往復約1400kmのドライブを楽しんだ。「絶対試乗!」主義、ちょっとグルメな国産車編は初春の青森を目指してみた。

仲間に支えられながら、また旅に出よう

復路の相棒はマツダCX-60だ。乗り換えて、八戸市を出発する。

画像: 運転している間も、考えていることと言えば・・・おそらくは名物のこと?リラックスしながら走れるのも、2台のツアラーとしての素養が優れているからこそ、なのだ。

運転している間も、考えていることと言えば・・・おそらくは名物のこと?リラックスしながら走れるのも、2台のツアラーとしての素養が優れているからこそ、なのだ。

電動感強めで先進的なアウトランダーPHEVと比べると、縦置き直列6気筒エンジン+後輪駆動の組み合わせの走りは真逆の印象で、旧き佳きクルマらしさが漂う。

3.3L直6ディーゼルターボエンジンの、その目覚めとともにアクセルペダルから伝わる、少し荒々しい鼓動も気分を高めてくれる。

足まわりはかなり引き締まっていて少々硬いが、センター付近の精密感高めのステアリングなどは欧州車のようである。レーンチェンジ時のシャープさからも、かなりスポーティに振っていることが伝わる。

帰路は少し疲れも見えてくるかなと思ったが、CX-60となら帰路も楽しめそうな気がした。まだまだ改良で進化していきそうだが、国産車でこのパッケージングに乗れること自体がワクワクするし、これからどうなっていくのかと期待してしまう。

今の時代にこのようなクルマを作ってしまうマツダの独自性には正直、惚れた。

ここからは休息しながら帰京。羽生SAに到着した時はすでに23時だったが、疲労感が少なかったのは運転と旅が楽しめた結果だ。

旅に出る理由も楽しみ方も人それぞれだが、今回の旅は同行者があまり行ったことのない場所で私の故郷だったので、案内係に徹したが、その感想を聞くことで自分では今まで気づかなかった地元の良さを再確認することもできた。

そして、この旅で改めて自分は多くの人に支えられていることに気づいた。持つべきものは友であり、仲間。かけがえのない存在だ。ありがとう、みんな。早くも次の目的地が浮かんでしまった。(文:中村圭吾 MotorMagazine編集部/写真:永元秀和)

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