旅に出るのに理由はいるのか、いらないのか。今回は何とか理由をつけて(?)自分の故郷を周りながら、ついでに美味しい地元料理を堪能。乗りたい2台のSUVで往復約1400kmのドライブを楽しんだ。「絶対試乗!」主義、ちょっとグルメな国産車編は初春の青森を目指してみた。

東京から約600km。「相棒たち」を堪能しよう

さて、ざっくりと旅のルートを説明すると、東京−八戸間は基本、東北自動車道をひたすら北上、約600kmである。

画像: 想定どおり、そこかしこに雪がしっかり残っていた。スタッドレス装着の4輪駆動SUVなら、まったく問題なし。

想定どおり、そこかしこに雪がしっかり残っていた。スタッドレス装着の4輪駆動SUVなら、まったく問題なし。

常磐道経由や三陸縦貫自動車道などいくつかルートはあるが、今回は今までも帰省で何度も使っている東北道で行くことにした。

東北道は景色や道も単調なのだが、私にとっては慣れ親しんだコース。120km/h区間も増え、いまだ交通量が少なめな東北道は、クルマを楽しむには最高のルートだと思っている。

そんな旅の相棒は、三菱アウトランダーPHEVとマツダCX-60。この2台はボディサイズや価格帯も近く、今回の旅は2台をじっくりと堪能するいい機会になりそうだ。

まず往路はアウトランダーPHEVのハンドルを握った。

アウトランダーPHEVはプリウスPHEVに次ぐ日本におけるPHEVの元祖とも言えるモデルだ。二代目になりハイブリッドシステムだけでなく、クルマ全体として大幅に進化し、洗練された。

一般道路では基本モータードライブで、BEVのような滑らかな走りが特徴。静粛性も高く、車内は常に静か。高速道路でもそれは変わらずだが、それでいて加速時などアクセルペダルを踏み込めば、ヒュイーンとレスポンス良く気持ち良い加速感が味わえるのもアウトランダーPHEVならではだ。

足まわりは路面のうねりや段差を拾わず、終始フラットな乗り心地で今回のような高速移動はかなり快適。あっという間に目的地まで半分の約300km、3時間近くを走り切った。

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