プジョーのコンパクト クロスオーバーSUV「2008」は、日本では中核モデルの308に勝るとも劣らない人気があるという。その人気の秘密を、実際の試乗や販売データなどを基に探ってみたい。

半分近いユーザーがディーゼル車をチョイス

画像: 一番人気のボディカラーは、オケナイト ホワイト。約3分の1のユーザーが、このボディカラーを選択している。

一番人気のボディカラーは、オケナイト ホワイト。約3分の1のユーザーが、このボディカラーを選択している。

JAIA(日本自動車輸入組合)によると、2023年度(2023年4月〜2024年3月)の、日本におけるプジョー車の登録台数は7116台で、ブランド別では14位(日本ブランドを除けば10位)。ステランティス ジャパンではモデル別の販売台数などは公開していないが、2024年1〜3月の販売台数では、1位が308/308SW、2位が2008、3位が208とのこと。しかも、月によっては1位と2位が逆転することもあるという。つまり、最近のプジョー車では、308シリーズと2008が人気の双璧をなしているというわけだ。

ちなみに、オーダーしてから納車までの期間は、ほとんど待たされることはないようだ。希望のグレードやボディカラー、装備などが在庫車とマッチすれば、ほぼ即納が可能らしい。コンパクトSUVを少しでも早く手に入れたいと考えるなら、2008は選択肢のひとつに入れておくと良いだろう。

2008の人気グレードと比率は、以下のとおり。

① GT ブルーHDi(ディーゼル):47.6%
② GT(ガソリン):37.2%
③ デビューエディション(ガソリン):6.6%

やはり、レジャーの足などとして長距離走行する機会の多いSUVを選ぶなら、燃費の良いディーゼルを選ぶという人が多いようだ。前述のように2008のディーゼルは走りも燃費も良いから、この選択は妥当といえるだろう。

人気のボディカラーと比率は、

① オケナイト ホワイト:33.2%
② セレニウム グレー:32.2%
③ ペルラ ネラ ブラック:18.6%

と、これは他のSUVモデルでも見られる傾向なのだが、モノトーンのボディカラーが人気を集めている。トップ3の3色だけで全体の8割以上を占めてしまう。スタイリングが派手になりがちなSUVだから、ボディカラーはおとなしめに、と思うユーザーが多いのだろうか。ヴァーティゴ ブルーやエリクサー レッドといった鮮やかなボディカラーも2008には似合うのだが。

画像: ステアリングホイールの上からメーター類を見る独特のコクピットは、慣れると違和感はない。センターダッシュのスイッチ類も操作しやすい。

ステアリングホイールの上からメーター類を見る独特のコクピットは、慣れると違和感はない。センターダッシュのスイッチ類も操作しやすい。

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