F1の帝王と呼ばれた、エンツォ・フェラーリの生き様を描いた実話「フェラーリ」が2024年7月5日(金)から全国公開されることは以前に当Webモーターマガジンでも紹介したが、今回、場面写真などが解禁されたので、あらためて紹介しておこう。(Ⓒ2023 MOTO PICTURES, LLC. STX FINANCING, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.)
日本公開が待ち遠しい、凄みと興奮に満ちた超大作
元レーサーにして、カーデザイナー、そして自ら立ち上げたフェラーリ社をイタリア屈指の自動車メーカーへと成長させた稀代の経営者エンツォ・フェラーリ。だが、その私生活は謎に包まれ、1988年に亡くなってから現在まで、多くの毀誉褒貶に晒され続けている。本作は1957年、59歳だったエンツォの波乱と激動の1年を描いている。
今回、解禁となった場面写真は、エンツォがレース場に佇む姿、何かに鋭い眼差し送る姿、流線形のマシーンの隣を一人歩く姿が映し出され、彼の圧倒的なカリスマ性、そして偉大な業績に隠れた孤独の両方を漂わせている。また、フェラーリ社の共同経営者でもある妻ラウラの鬼気迫る表情、愛するパートナー・リナとの幸せな日々、公道を疾走するマシーンを捉えた場面写真も解禁。激しく過酷なレースシーンと2人の女性との複雑で重厚なドラマに期待が高まる。
製作・監督は『ヒート』、『インサイダー』など数々の傑作を生みだし、『フォード vs フェラーリ』では製作総指揮を務めた巨匠マイケル・マン。主人公エンツォ・フェラーリにアダム・ドライバーをはじめペネロペ・クルス、シャイリーン・ウッドリー、パトリック・デンプシーなど、豪華実力派俳優たちが集結した。