その名は、高級腕時計のメカニズムに由来する
![画像: ボディ外寸などは未発表だが、ヴェイロンやシロンと大差ないのではと思われる。ボディサイドのCラインやデュアルカラースプリットは継承されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/25/777f2c1fc4a595af328001ed25067e95ab291e7d_xlarge.jpg)
ボディ外寸などは未発表だが、ヴェイロンやシロンと大差ないのではと思われる。ボディサイドのCラインやデュアルカラースプリットは継承されている。
2004年に新世代(第3世代)に生まれ変わったブガッティは、ヴェイロンやシロンといった最高出力1000psを超えるハイパースポーツカーを創出してきた。これらのパワーユニットは、8LのクワッドターボW16エンジンだった。それから20年、ブガッティはまったく新しいパワートレーンとプラットフォームによるハイパースポーツカー「トゥールビヨン(Tourbillon)」を送り出してきた。
ヴェイロンやシロンという車名は、過去の伝説的なブガッティ レーシングドライバーをオマージュして名づけられたが、この「トゥールビヨン」という車名はフランス語で「渦」を意味し、18世紀の天才時計技師ルイ・ブレゲが作り出した腕時計の構造に由来している。ブレゲが作り出した腕時計と同様、けっして古くならないデザインとエンジニアリング技術によって何世代にもわたって家宝になるような、そんな永遠のクルマとしてトゥールビヨンは設計された。
エクステリアではヴェイロンやシロンと同様、馬蹄形のフロントグリル、ボディサイドのCライン、ボディ中央の尾根、そしてデュアルカラースプリットという4つのブガッティ デザインの要素は踏襲しつつ進化されている。
デザインとプロポーションは美しく、400km/h以上で走行する際の巨大な空気抵抗、後述するパワートレーンの発する熱などをバランスするために、ボディの表面やエアインテークなどの形状は慎重に設計されている。可動式のリアウイングも備わり、これは減速時にはエアブレーキとしても作動する。
![画像: リアまわりのデザインは、シロンからかなり進化している。フロントからリアまで、ボディ中央の「尾根」も継承されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/25/783e88322bc3331e457a55a5f8ab85b5292fa9f1_xlarge.jpg)
リアまわりのデザインは、シロンからかなり進化している。フロントからリアまで、ボディ中央の「尾根」も継承されている。