アストンマーティンは2024年6月26日(現地時間)、公道走行が可能なエクストリームカー「ヴァリアント」を発表した。フェルディナンド・アロンソの素敵なリクエストが生み出した特別な38台は果たして、どんなパフォーマンスの持ち主なのだろうか。
軽量化はもちろん触り心地や快適性にもこだわり抜く
インテリアについては、エクステリアと同様に、レースで培われた機能性とデザイン、そして素材の巧みな組み合わせが見事だ。2人乗りのコクピットには、露出したサテン仕上げのカーボンファイバーなどドラマチックな演出が詰まっている。
![画像: 無駄なものを極力省いて、「闘うコクピット」という雰囲気を醸し出している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/27/96c8051b988204446683700aa3f22abe8d29ac70_xlarge.jpg)
無駄なものを極力省いて、「闘うコクピット」という雰囲気を醸し出している。
また、内装を単に軽量化するだけでなく、触り心地や快適性、そして見た目の高級感にもこだわって仕立てている。
マニュアルのギアボックスは機械的な操作感を向上させるために、トランスアクスルの広報にあるギアリンケージを露出している、開発段階ではギアシフトの重量と操作感を向上させるために、球形シフトノブとHパターンシフトを採用し、ギアシフト時の制度が最大限に高められている。
![画像: 標準装備としてハーフケージが組み込まれており、特注のレカロシートが装備されている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/27/a5c72401d8f8306266cf8db1a8401fabfe97cc98_xlarge.jpg)
標準装備としてハーフケージが組み込まれており、特注のレカロシートが装備されている。
![画像: ギアシフトの操作感に重点を追い、あえてギアリンケージを露出させている。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/27/a63792c41217d87e9e80d00d1005474af4670704_xlarge.jpg)
ギアシフトの操作感に重点を追い、あえてギアリンケージを露出させている。
![画像: スーパースポーツカーで3ペダル(マニュアルトランスミッション)の採用は、最近では珍しい。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/06/27/dd0a4513d9682eb143026f1818c6b9ada1615ba4_xlarge.jpg)
スーパースポーツカーで3ペダル(マニュアルトランスミッション)の採用は、最近では珍しい。
ヴァリアントの生産台数は全世界で限定38台となり、すでにその行き先は決まっているという。最初の納入は2024年第4四半期に開始される予定だ。
また、オーダー主であるフェルナンド・アロンソが、2024年7月11~14日にイギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でそのステアリングを握り、一般公開デビューを果たす。