アストンマーティンは2024年6月26日(現地時間)、公道走行が可能なエクストリームカー「ヴァリアント」を発表した。フェルディナンド・アロンソの素敵なリクエストが生み出した特別な38台は果たして、どんなパフォーマンスの持ち主なのだろうか。

軽量化はもちろん触り心地や快適性にもこだわり抜く

インテリアについては、エクステリアと同様に、レースで培われた機能性とデザイン、そして素材の巧みな組み合わせが見事だ。2人乗りのコクピットには、露出したサテン仕上げのカーボンファイバーなどドラマチックな演出が詰まっている。

画像: 無駄なものを極力省いて、「闘うコクピット」という雰囲気を醸し出している。

無駄なものを極力省いて、「闘うコクピット」という雰囲気を醸し出している。

また、内装を単に軽量化するだけでなく、触り心地や快適性、そして見た目の高級感にもこだわって仕立てている。

マニュアルのギアボックスは機械的な操作感を向上させるために、トランスアクスルの広報にあるギアリンケージを露出している、開発段階ではギアシフトの重量と操作感を向上させるために、球形シフトノブとHパターンシフトを採用し、ギアシフト時の制度が最大限に高められている。

画像: 標準装備としてハーフケージが組み込まれており、特注のレカロシートが装備されている。

標準装備としてハーフケージが組み込まれており、特注のレカロシートが装備されている。

画像: ギアシフトの操作感に重点を追い、あえてギアリンケージを露出させている。

ギアシフトの操作感に重点を追い、あえてギアリンケージを露出させている。

画像: スーパースポーツカーで3ペダル(マニュアルトランスミッション)の採用は、最近では珍しい。

スーパースポーツカーで3ペダル(マニュアルトランスミッション)の採用は、最近では珍しい。

ヴァリアントの生産台数は全世界で限定38台となり、すでにその行き先は決まっているという。最初の納入は2024年第4四半期に開始される予定だ。

また、オーダー主であるフェルナンド・アロンソが、2024年7月11~14日にイギリスで開催される「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」でそのステアリングを握り、一般公開デビューを果たす。

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