2024年7月3日、フォルクスワーゲン ジャパンは、Tクロス(T-Cross)、ティグアン(Tiguan)、パサート(Passat)、ゴルフ(Golf)、およびゴルフ バリアント(Golf Variant)の5モデルの新型を発表した。個々のモデルの詳細は改めて紹介するが、ここではフォルクスワーゲンの今後の戦略や新型車の概要を紹介しておこう。

ID. バズも2025年には導入。そして・・・

もう一本の柱であるバッテリー電気自動車(BEV)だが、現在のところ日本市場においては2023年に導入されたID.4のみだ。

画像: 電動ミニバンのID.バズ(Buzz)は2025年には導入される予定だ。今回の発表会では展示されていない。

電動ミニバンのID.バズ(Buzz)は2025年には導入される予定だ。今回の発表会では展示されていない。

だが、既にアナウンスされているように、フル電動ミニバンのID.バズ(Buzz)は2025年には導入が決定している。さらに、2026〜27年には、ポロとほぼ同サイズのコンパクトBEV、「ID.2 オール(all)」の導入する予定だ。

2026年以降のフォルクスワーゲンは、純粋なICE車については、より効率的に運転しやすいモデルを目指す。そして、ハイブリッド車とBEVを合わせた電動車については、より新たな時代を目指していく。ここにおいても、「2本柱の戦略」を目指していくというわけだ。

電気自動車への無理なシフトは行わない。かといって、内燃機関車にこだわり続けるわけでもない。2本の柱をどうバランスさせていくのか、フォルクスワーゲンの今後の戦略に注目しておきたい。(文と写真:篠原 政明)

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