2024年7月3日、フォルクスワーゲン ジャパンは、Tクロス(T-Cross)、ティグアン(Tiguan)、パサート(Passat)、ゴルフ(Golf)、およびゴルフ バリアント(Golf Variant)の5モデルの新型を発表した。個々のモデルの詳細は改めて紹介するが、ここではフォルクスワーゲンの今後の戦略や新型車の概要を紹介しておこう。

内燃機関車とバッテリー電気自動車の2本柱を確立

フォルクスワーゲンは2023年から「ラブ ブランド(LOVE BRAND)」というキャンペーンを世界中で展開している。年齢、性別、職業、居住地、収入などを問わず、誰からも愛されるブランドへの回帰を目指している。1953年に最初のフォルクスワーゲン(以下、VW)車であるビートルが日本に導入されてから、200万台以上のVW車が日本で販売されている。そのうち、約100万台がゴルフだという。

画像: マイチェンされたTクロス(手前)とフルモデルチェンジされたティグアン(奥)。Tロックも合わせて、フォルクスワーゲンはSUVマーケットの拡大も目指す。

マイチェンされたTクロス(手前)とフルモデルチェンジされたティグアン(奥)。Tロックも合わせて、フォルクスワーゲンはSUVマーケットの拡大も目指す。

そんなVWが日本市場において展開する今後の戦略は、ニューモデルに関しては「2 ピラー ストラテジー」、つまり「2本柱の戦略」を展開していく。2本柱とは、すなわちICE(内燃機関車)とBEV(バッテリー電気自動車)だ。

まず、ICEにもmHEV(マイルドハイブリッド車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)をラインナップしていく。ICEでは、コンパクトSUVのTクロスはハイブリッドは未採用だが、マイナーチェンジで内外装を刷新。7月から予約受注を開始し、9月末にはデリバリーを開始する予定だ。

画像: 9代目にフルモデルチェンジされたパサートは、欧州仕様もワゴンのみの設定となった。

9代目にフルモデルチェンジされたパサートは、欧州仕様もワゴンのみの設定となった。

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