マセラティは2024年7月1日、高級電動パワーボート「TRIDENTE(トライデンテ)」を発表しました。これによりマセラティも水上モビリティ分野への進出を果たしました。

その船体はひと目でランボルギーニとわかるスタイル

画像: 船首部分にはシアン FKP 37をイメージさせるアクセサリーランプが装備されている。

船首部分にはシアン FKP 37をイメージさせるアクセサリーランプが装備されている。

ランボルギーニは2020年6月にモーターヨット「テクノマール・フォー・ランボルギーニ 63」を発表しています。そのデザインはランボルギーニのスーパースポーツカー「シアン FKP 37」にインスパイアされたもので、リアデッキの意匠などに共通点を見出すことができます。

パワーユニットもランボルギーニらしくパワフルで、MAN V12-2000hpエンジンを2基搭載。最高速度は60ノット(約111km/h)に達します。この速さの秘密はパワフルなエンジンだけでなく、その船体にもあります。全長は約19.2mと立派ですが、カーボン素材を多用することで重量は24トンと、このクラスとしてはかなり軽量に抑えられています。

画像: スタリングホイールはもちろん、計器盤にもランボルギーニ車のデザインテイストを取り込んでいる。

スタリングホイールはもちろん、計器盤にもランボルギーニ車のデザインテイストを取り込んでいる。

操縦席まわりはランボルギーニのスーパースポーツカーに通じるデザインとしつらえを採用。シートもまるでクルマのシートを移植したかのようです。

ちなみに外装の仕様やカラーリングはランボルギーニ車に用意されているAd Personamプログラムのようにオーナーの好みに応じたカスタマイズが可能です。インテリアは2つのバージョンが用意されています。

アバルト500とボートの融合体も登場

画像: クルマとボートを合体させたようなデザイン。ヘッドライトは飾りではなく実際に点灯する。

クルマとボートを合体させたようなデザイン。ヘッドライトは飾りではなく実際に点灯する。

もうひとつ、イタリア発のおもしろいボートをご紹介しましょう。それが新型「アバルト オフショア」です。過去にはフィアット500バージョンもありましたが、そのアバルト仕様といった位置づけのモデルです。2024年6月にモナコ公国で開催された「トップ マルケス 2024」で発表されました。

船体は太陽光の下では地色に輝くというメタリックグリーンに塗装され、280psを発生するインボードハイドロジェット船外機によりクルマのアバルト500に負けず劣らずの機動力を発揮。さらに一対のRivaレーシングエキゾーストはアグレッシブなサウンドを奏でます。

船(車?)体はまさにアバルト500のフォルムそのままで、ソフトトップもアバルト500のカブリオレのように乗員の頭上を覆います。また、ダッシュボードやステアリングホイール、4点式シートベルトとウェーブショックダンパー付きスチールサポートベースを備えたベゼンゾーニスポーツシートスポーツのデザインもアバルト500シリーズを彷彿とさせるデザインとなっています。

小柄なボートですが、スイミングプラットフォームや埋込式のスチールラダー、RGB LED 付きの arminステレオ システム、4つのFusionスピーカー、ダッシュボードを共鳴板として使用するサブウーファーを備えるなど、レジャーボートらしい装備がとても充実しています。

この「アバルト オフショア」は500台限定でオーナーのもとに届けられます。

This article is a sponsored article by
''.