1994年登場の初代以来、アウディのミッドサウズセグメントを担ってきた、「A4」にフルモデルチェンジが行われ、「A5」へと名を改めた。これまで以上にスポーティな内外装とされ、パワートレーンはガソリンとディーゼルの2種類が用意されるが、ともに先進の48V マイルドハイブリッド(MHEV)システムが組み合わされる。

グラマラスなフォルムと先進のデジタルテクノロジー搭載のインテリア

2024年7月16日(独・現地時間)、5世代目となる「アウディA4」にフルモデルチェンジが行われた。しかも第6世代になるにあたって「A5」と改名された。

画像: ダイナミックさが強調されたエクステリア。セダン(写真)のリアウインドは開閉式となり、荷物の出し入が便利になりそうだ。

ダイナミックさが強調されたエクステリア。セダン(写真)のリアウインドは開閉式となり、荷物の出し入が便利になりそうだ。

これは、アウディが2024年から始めたBEV(電気自動車)には偶数を、ICE(内燃機関)を使用したモデルには奇数を使うという方針に従ったものだ。従来の「A5」とは異なる。車種体系はこれまでと変わらず4つで、「A5セダン」、「S5セダン」、「A5アバント」、「S5アバント」となる。

まずはエクステリアから見てゆこう。一番の特長はロングホイールベースとなって、よりアグレッシブさが強調されているところだ。アウディは、「ダイナミックさを全面に出すとともに、プレミアムモデルのスタンダードを示したもの」だと言う。

フロントは、三次元のハニカムが施されたシングルフレームが、新型「A5」の存在感を強烈にアピールする。そしてグラマスなフロントからリアにかけての造形は、1980年のジュネーブショーに登場した「ウア クワトロ」を思い起こされるもので、まさにアウディのDNAを色濃く反映していると言えるだろう。また、シャープさが際立つヘッドライトは、60のパネルからなる第二世代のOLEDが採用されている。

インテリアは、これまでのアウディのコンセプトである「人間中心」が貫かれている。操作系の使いやすさを第一にということだ。そして、そこにOLEDが採用されtたMMIパノラミック ディスプレイが装備される。

画像: ヒューマン オリエンティッドと先進のデジタルテクノロジーが融合したインテリア。

ヒューマン オリエンティッドと先進のデジタルテクノロジーが融合したインテリア。

MMIパノラミック ディスプレイは、11.9インチのバーチャルコックピットと14.5インチの MMIタッチディスプレイとから構成されれ、他に助手席用に10.9インチの MMIフロントパッセンジャー ディスプレイも用意される。ヘッドアップディスプレイの設定も可能だ。

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