初期型 マツダ デミオ XDを愛用している編集者が、最新のマツダ2 XD SPORT+ の6速MT車を試乗。実はもうすぐ誕生日を迎えるデミオ/マツダ2の10年分の進化と、今となっては貴重品なコンパクトカー×ディーゼルターボ×6速MTのちょっとマニアックな組み合わせの魅力を合わせて、「お買い換えはある?なし??」をリアルにオーナー目線で考えてみました。(写真:平野 陽)
i-ACTIVSENSEの恩恵は絶大!ボケ防止のためにもお乗り換えか??
一方で、圧倒的にわかりやすい「伸びしろ」もあります。ひとつは見た目。車名が変更された際の、内外装デザインの変更、装備の見直しは、全体的なクオリティ向上につながっています。2017年4月の改良時から全車に標準装備された「i-ACTIVSENSE」もまた、年月を経てつねにアップデートされ続けている「魅力」の一部です。
さまざまな意味で、ことディーゼルモデルに関して言えば、初期型デミオから最新のマツダ2への乗り換えは確かに「あり!」ではないかと思えました。とくにマニュアルミッションとの組み合わせは、現行の新車ラインナップではマツダ2しか選ぶことができないようです。
ちなみにマツダの社内調査によれば、マニュアル車に乗ることは「認知症予防」にも効果が期待できるのだそうです。安全運転サポートシステムの充実ぶりと合わせて、担当編集同様、「高齢者」の領域に入りつつあるドライバーにも、オススメしたいところですね。
本音を言えば難しい理屈はさておき「なにより運転していて楽しい!」というところが、イチバン大事なんですけれど・・・。
【マツダ2 XD SPORT+ 主要諸元】
●全長:4080mm
●全幅:1695mm
●全高:1525mm
●ホイールベース:2570mm
●車両重量:1120kg
●パワートレーン:直4DOHCディーゼルター
●排気量:1498cc
●最高出力:77kW(105ps)/4000rpm
●最大トルク:220Nm(22.4kgm)/1400-3200rpm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:2WD
●燃料・タンク容量:軽油・44L
●WLTCモード燃費:25.2km/L
●タイヤサイズ:185/60R16
●車両価格:2,457,400円