300は88号車が3連勝で大逆転タイトル!
ランキングトップの65号車LEON PYRAMID AMGと88号車VENTENY Lamborghini GT3の一騎打ちとなったタイトル争い。65号車が8ポイントリードしている状況だが、目下連勝中の88号車が最終戦でも速く、予選では見事ポールポジションを獲得してみせた。65号車は10番グリッドと苦戦し、決勝での巻き返しを図る。
決勝レースはポジションの入れ替わりはなく、レースが進んでいく。そんな中、10周目に87号車METALIVE S Lamborghini GT3がGT500クラスの車両と絡みクラッシュ。これでFCYが出された。また、タイトルを争う88号車にスタート手順違反(フォーメーションラップ時の速度管理)の検証が行なわれるとアナウンス。幸い黒白旗の提示のみに終わり88号車は救われる形となった。
88号車がトップを快走する中、ポイントリーダーの65号車はが真っ先にピットイン。タイヤは交換せず、ピットストップ時間とアウトラップのロスを短縮し、後半戦に挑む。
順位はタイヤ無交換の作戦をとった2号車muta Racing GR86 GTがトップ、同じく無交換の31号車apr LC500h GTが2位、88号車はリア2輪のみの交換で3位につける。
ポジションを落とした88号車だったが、タイヤ無交換で走り続けるライバルを尻目に、リアにフレッシュタイヤを履き反撃開始。
上位勢で最も速いラップを刻むと、34周目に31号車を交わして2番手に浮上、さらに首位2号車mutaとの差を縮めていく。
そして残り10周、最終コーナーでリヤが流れた2号車を見逃さなかった88号車がホームストレートでオーバーテイクしトップに浮上した。
88号車はそのままトップのままチェッカーを受けフィニッシュ。ライバルの65号車が4位に終わったため、大逆転でのシリーズチャンピオン獲得となった。
ランボルギーニがこの選手権に参入して30年。当時はあまりにも大きな差をつけられるも、2024年シーズンでは8戦中4勝と驚異的な勝率で同シリーズ初のタイトルを獲得してみせた。
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SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL Result
2024年スーパーGT 第5戦決勝 GT500結果
1位 36 au TOM'S GR Supra(坪井 翔/山下健太)51周
2位 17 Astemo CIVIC TYPE R-GT(塚越広大/太田格之進)
3位 12 MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/B.バゲット)
4位 100 STANLEY CIVIC TYPE R-GT(山本尚貴/牧野任祐)
5位 16 ARTA MUGEN CIVIC TYPE R-GT (大津弘樹/佐藤 蓮)
6位 14 ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/福住仁嶺)
7位 3 Niterra MOTUL Z(高星明誠/三宅淳詞)
8位 23 MOTUL AUTECH Z(千代勝正/R.クインタレッリ)
9位 38 KeePer CERUMO GR Supra(石浦宏明/大湯都史樹)
10位 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)
2024年スーパーGT 第5戦決勝 GT300結果
1位 88 VENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)
2位 2 muta Racing GR86 GT(堤 優威/平良 響)
3位 31 apr LC500h GT(小高一斗/中村 仁/根本悠生)
4位 65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)
5位 6 UNI-ROBO BLUEGRASS FERRARI(片山義章/R.メリ・ムンタン)
6位 777 D'station Vantage GT3(藤井誠暢/C.ファグ)
7位 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)
8位 11 GAINER TANAX Z(富田竜一郎/石川京侍/大木一輝)
9位 96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)
10位 4 グッドスマイル 初音ミク AMG(谷口信輝/片岡龍也)