12月8日、鈴鹿サーキットでスーパーGT第5戦「2024 AUTOBACS SUPER GT Round5 SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL」が行われた。9月1日に開催予定だった今大会は台風接近の影響を受けて最終戦として12月に開催。スーパーGTにおいて鈴鹿が最終戦の舞台となるのは全日本GT選手権からスーパーGTに名称変更した2005年以来となった。(PHOTO:井上雅行)

36号車が決勝前にタイトルを決める

最終戦を前にランキング2位の100号車STANLEY CIVIC TYPE R-GTに18ポイント差をつけていた36号車。36号車がポールポジションを獲得し、尚且つ100号車が4位以下の場合、両者の差は21ポイントとなる。決勝で優勝しても獲得できるポイントは20ポイントなので予選結果次第では36号車のタイトルが決まるというわけだ。

画像: タイトルが決まり、レース前に目が入っているだるまが印象的な36号車陣営。

タイトルが決まり、レース前に目が入っているだるまが印象的な36号車陣営。

そして今シーズン頭ひとつ抜けた速さでシリーズを進めていた36号車がノーウエイトで行われる最終戦で躍動。12月での戦いということもあり各車が従来のタイムを更新していく中、36号車が圧巻の走りでポールポジションを獲得した。

そして100号車が予選5位に終わったことで、決勝日を前に36号車のタイトルが決定。今シーズンを象徴するような速さで栄冠に輝いた。

決勝レースは気温13度、路面温度19度。風も吹き寒さも強まる中、史上初の12月開催の最終決戦がスタートした。

タイトルを決めた36号車がトップでレースをリード、17号車Astemo CIVIC TYPE R-GTが続く中、3位スタートの24号車リアライズコーポレーション ADVAN Zのペースが上がらずみるみる後退。変わって100号車が3位に浮上した。

画像: トップ2が好スタートをきる中、24号車が苦戦し100号車が3位に浮上する。

トップ2が好スタートをきる中、24号車が苦戦し100号車が3位に浮上する。

2位を走る17号車は10周目のデグナーでコースオフ。GT300クラスのマシンと絡み5位にポジションを落としてしまった。また、絡んだGT300車両はクラッシュしていたため、早くもフルコースイエロー(FCY)が出されている。

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