トヨタ・ヨーロッパは2024年12月12日、コンパクトSUVタイプのフルバッテリーEV「アーバンクルーザー」を発表しました。スライディングリアシートを備えるなど、優れた実用性を備えています。2025年ブリュッセルモーターショーにおいて、一般公開される予定です。
マッシブなスタイルとロングホイールベースは広々感が違う
今回、新たに発表された「アーバンクルーザー」は、欧州市場におけるトヨタの存在感を強くアピールするための新型BEVです。
![画像: 印象的なリアライトのレイアウトは、筋肉質なリアまわりを包み込みながらワイド感を表現している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/12/13/62774c1bf27f998fc4c777d77cf1d4734755e747_xlarge.jpg)
印象的なリアライトのレイアウトは、筋肉質なリアまわりを包み込みながらワイド感を表現している。
トヨタは専用プラットフォームを使って2026年までに6台のバッテリーEVを市場投入する予定ですが、中でもアーバンクルーザーは、競合他社ラインナップとの差別化を決定づけるわかりやすい個性と高い品質を備えています。
たとえばエクステリアデザイン。「Urban Tech」をテーマに開発されたスタイリングは力強いキャラクターラインをまといながらも、洗練された大人の佇まいが表現されています。T字をモチーフに「ハンマーヘッド」と名付けられたフロントエンドは、新世代トヨタのデザインエッセンスを象徴するものです。
![画像: どの角度から見ても力強いたたずまい。カローラクロスよりも約200mm全長が短い。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/12/13/578c2252fe4e32ef0841fd641cafa0e4a53a8821_xlarge.jpg)
どの角度から見ても力強いたたずまい。カローラクロスよりも約200mm全長が短い。
全長4285×全幅1800×全高1640mm、ホイールベース2700mmのディメンションは、ヤリスクロスよりもやや大ぶり。それでも最小回転半径はわずか5.2mに抑えられました。とくにヤリスクロス比で140mm長いホイールベースは、室内のゆとりにつながっています。
低く水平に配されたインストルメントパネルと高めの着座位置が、開放感をさらに強調。トリムはブラックとダークグレーを組み合わせました。さらにアンビエント照明を12色から選ぶことができます。
![画像: インストルメントパネルは、ドライバー側の10.25インチデジタルコンビメーターと10.1インチのマルチメディアディスプレイを1つのユニットとしてシームレスに統合している。](https://d1uzk9o9cg136f.cloudfront.net/f/16783018/rc/2024/12/13/38855a0a3e52eb4276800e862d2b9ffd9a1bcfde_xlarge.jpg)
インストルメントパネルは、ドライバー側の10.25インチデジタルコンビメーターと10.1インチのマルチメディアディスプレイを1つのユニットとしてシームレスに統合している。